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丑年コーデに挑戦! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.19

丑年コーデに挑戦! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.19

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せっかくなので丑年コーデをしてみようと思っています。黒地の小紋に黒地の帯をして、黒毛和牛になってみるのはどうでしょう。半衿も足袋もダークな色にして、帯締めをベルトにしたらモダンでかっこいい!黒い大島紬に白地の帯を合わせて、帯揚げや帯締めを淡いピンクにして、ホルスタイン、というのもありですね。

黒地の小紋に黒地の帯をして、黒毛和牛に?

あけましておめでとうございます。
娘と姪っ子にそれぞれ着たいきものを選ばせて着付け、床の間で記念撮影をするのが元旦恒例なのに、今年は我慢です。姪っ子が来ないお正月は寂しいのですが、新たな楽しみを見つけなくちゃ!娘に華やかな小紋を着せて、犬には乳牛(ホルスタイン)のイメージで、白黒のダルメシアン柄の服を着せるのはどうかしら。今回はわたしも一緒に並ぼうかな。

ダルメシアンもホルスタインも、似たような白黒の模様ですが、実はホルスタイン(乳牛)は黒地に白で、ダルメシアン(犬)は白地に黒の模様なんですって。ちなみにホルスタインは昔「六白牛(ろっぱくぎゅう)」と呼ばれていたそうです。どんなに黒い部分が多くても、足首4本としっぽの先、おなかの6か所は必ず白いから、というのがその理由。パンダのしっぽが黒いイラストを見るたびに「本物のパンダのしっぽは白ですよ~」と心の中で突っ込んでいたのですが、これを知ってからホルスタインのイラストも「どれどれちゃんと白いかな」なんてチェックするようになってしまいました。

ところでわたし、年女なんです。せっかくなので丑年コーデをしてみようと思っています。黒地の小紋に黒地の帯をして、黒毛和牛になってみるのはどうでしょう。半衿も足袋もダークな色にして、帯締めをベルトにしたらモダンでかっこいい!黒い大島紬に白地の帯を合わせて、帯揚げや帯締めを淡いピンクにして、ホルスタイン、というのもありですね。ただ、これは「丑年コーデなの」とでも言わない限り、自分にしかわかりません。自分さえわかれば、というのも、それもまたよし。いかにも丑年、にしたいのであれば、ホルスタイン柄の生地でも買ってきて作り帯にでもするしかないかなぁ。白と黒の絞り染めのホルスタイン名古屋帯、オーダーするべきだったかしら。

福島県会津地方に伝わる「赤べこ」という張り子の郷土玩具があります。厄除けや縁起物として人気があるのですが、これは病魔退散の意味があって赤いんですって。次回干支がもう一巡したら還暦になるので、そのときまで赤べこコーデはとっておくことにしようかな。「今年いくつになるのか」という話題になると、「45歳過ぎたら、四捨五入したら50歳、50になれば四捨五入したら100と一緒!みんな同級生」と母がめちゃくちゃなことを言うのも正月恒例になりました。聞こえないふりも毎年恒例。今年もよろしくお願いいたします!

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