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着物の下着は何を着ればいい?おすすめのブラ・ショーツ・下着を紹介!

着物の下着は何を着ればいい?おすすめのブラ・ショーツ・下着を紹介!

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ふだん着物を着慣れない方のなかには、「着物を着るときには下着をつけない」という話を聞いたことがある人もいらっしゃるのでは?実際の着物ユーザーはどうしているのでしょう。着物に合わせる下着についてご紹介いたします。

2020.07.17

まなぶ

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成人式や初詣、結婚式へのお呼ばれなど、着物を着る機会で直面するお悩みが”下着”です。

実際に着付けを行うとなると「着物を着るときは普段と同じ下着をつけても大丈夫?」「冬場は防寒したいけどどんな下着をつけるの?」など不安はたくさん。

そこで今回は、着物の下着について解説いたします。

ブラジャーやショーツなど、着物の下着にはどんなものを選ぶのがおすすめかをご紹介いたします。初めて着物を着る方だけでなく、より美しく着物を着こなしたい方はぜひご参考ください。

着物を着るときの下着は何を選べば良いの?

普段みなさまが身に付けている下着は、洋服を着る時に体型を補正してスタイルを良く見せたり、生活のサポートをするためのものです。また、着物が日常的に着られていた頃には今のような下着はなく、何もつけずに着物を着ることが一般的でした。

普段使用する下着であるブラジャーやショーツは着物との相性が良くないため、着物を着るときには下着をつけない方が良い、と言われることも。ブラジャーやショーツが着物と相性が良くない理由から解説いたします。

一般的なブラジャーやショーツは、洋服が似合う”メリハリのあるボディライン”を作ります。
一方着物は、”凹凸のない体型”の方が美しい着姿を作ると言われ、普段の下着と着物はあまり相性がいいとは言えないのです。

ですが今は、着物を着るときに活躍する”和装専用の下着”があります。

和装専用の下着を使用することで、安心して着物を着ることができますし、着物を美しく着こなすことにもつながります。

着物を着るときに便利な、和装下着ってどんなもの?

和装下着ってどんなもの?)

和装下着は、着物に似合う体型を作り、着付けの仕上がりを美しく見せてくれます。

体の曲線に合わせて作られる洋服には、体のメリハリを作るブラジャーやショーツが合いますが、一枚の反物から作られる直線的な着物を美しく着こなすためには和装下着が、体を平らにしてメリハリがない状態にすることをサポートしてくれます。

胸の凹凸を目立たないようにしたり、下着のラインが目立たないようにするなど、素材やデザインが工夫されています。

着物を着るときに揃えたい和装下着とは?

着物を着るときに揃えたい和装下着とは?

着物を着るときには、和装ブラジャー、ショーツと合わせて、下着の役割をする肌襦袢と裾よけも準備しておきましょう。肌襦袢と裾よけを着用することで、汗や皮脂などで着物が汚れることを防ぐことができます。

着物を着ての所作をサポートしてくれるので、着物に慣れていない方こそ、下着類はしっかりと準備することが大切です。

肌襦袢については、こちらの記事内で詳しくご紹介しております。

2021.04.20

まなぶ

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和装下着の代用品はある?

和装下着の代用品はある?

着物を着る機会が多くない方や、初めて着物を着る方は、和装下着をお持ちでないことが多いでしょう。その場合は、ご自宅にあるもので代用できるかもしれません。

和装ブラは「スポーツブラ」や「ノンワイヤーブラ」で代用できますし、ショーツはシームレスなデザインや、刺繍や柄が少ないものを選ぶことで代用することができます。

肌襦袢は、夏場はキャミソールとペチコートで代用できますし、冬場は保温性の高いパッドなしのインナーでも代用可能です。

ですがあくまで代用品。着物を美しく着こなすためには和装下着は欠かせないアイテムですので、今後着物を着る機会が増える方は準備しておくと安心です。

着物用下着の選び方

ここからは、着物に合わせる下着の選び方をご紹介いたします。ポイントさえおさえておけば、あとはご自身の体型に合ったものを探せば良いだけです!着物用の下着ではなく代用品で揃えたい方も、参考にしてみてください。

着物を美しく着るためには、鎖骨の下が美しく見えることと、ウエストやバストの凹凸をなだらかにすることを意識しましょう。

ボディラインを補正するものを選ぶ

ボディラインを補正するものを選ぶ

着物を着るときには、ボディラインの凹凸をなめらかにして、着物が似合うように補正することが大切です。

細身の方は、鎖骨の下や腰回りなどの凹凸が補正できる下着を選びましょう。

バストが大きい方は、胸の膨らみを押さえて胸元がなだらかになる下着を選びましょう。

タオルで体型補正をすることもできますが、下着を着用した時点である程度補正ができていると、タオルの枚数も少なくなりますし、快適に着物を着ることができます。

シンプルなデザインを選ぶ

シンプルなデザインを選ぶ

和装ブラは基本的に無地のもので色は地味なものが多いですが、ショーツを選ぶ場合にもデザインに注意が必要です。

できるだけシンプルで、着物にひびかないものを選びましょう。お座敷で正座をするタイミングなどでは着物が下着のラインを拾いやすくなります。装飾が少なく、透けにくい色のものがベストです。

おすすめの着物用下着5選

ここからは、おすすめの着物用下着をご紹介いたします。

蒸し暑い夏場や、寒さの厳しい冬場を乗り切るためには、機能性の高い下着を着用して快適に過ごせる工夫をすることが大切です。

さららビューティー肌着

こちらは、汗をかく季節に着物や浴衣を着るときに活躍する和装用の下着です。

東レグループの機能性原糸を使用しており、汗を取り込んで素早く発散させることが可能。ムレがなくサラッとした快適な着心地を叶えます。

また衿ぐりが大きく開いており、着物からはみ出して見えることはなく、汗取りパッドが付いているため、汗をかきやすい夏場でも安心して着ることができます。

暑い季節に着物を着る場合は、汚れを防いで快適に過ごすためにも機能性の高い下着を選びましょう。

先ほどご紹介した「さららビューティー肌着」と同種類のステテコで、併せて着用いただくことで着物の着心地がさらにアップします。

サラッとした着心地はもちろん、汗をかきやすい帯の下もしっかり汗を取って発散。上下が分かれたセパレートタイプの下着は、着物に慣れていない方にもおすすめです。

こちらのステテコはベージュ色もあるので、用途に合わせてお選びください。

さららビューティースリップ

こちらはワンピースタイプで、先ほどの商品と同じく、汗によるムレ防止やサラッとした着心地が期待できます。

ワンピースタイプのため、立ったり座ったりする動作の多い日でも動きやすく、ローウエストとなっているため帯まわりもすっきり。

シンプルで控えめなレース使いがかわいらしい白色に加え、表にひびきにくいベージュ色もあり、薄色の着物を召される際におすすめの着物用下着です。

フルパットブラジャー

こちらは全面にパッドが入ったブラジャーで、バストをしっかり包み込んでくれます。

胸をなだらかにしてくれるため、着物の衿が浮いてしまったり、胸元の開きが気になる方におすすめ。パッドは取り外し可能で、二段階の調節が可能なフロントホックタイプなのでご自身で楽に着用できます。

冬用ショーツあったかLINE快適下着

こちらは、保温性の高い素材で作られた和装下着です。吸湿発熱性と調湿機能に優れている、ベンベルグとマイクロ抗ピアクリルを組みあわせた繊維を使用しており、寒い時期の対策に最適です。

浅めの股上で優しい素材に仕上げているため、窮屈さもなく腰紐を気にせず着脱が楽に行えます。

下着のラインが出ないようにデザイン性にもこだわっており、見えないところにも女性らしいかわいらしさが施されているのがポイント。冬場の冷えが気になる方は、下着で防寒しましょう。

下着でできる着物の防寒対策

着物は足元や袖などから冷たい風が入るため寒さを感じやすく、寒さが苦手な方にとって冬場の着物姿はとくに辛くなります。

ですが防寒対策をしっかりしておけば、寒い冬も安心。着物の上から上着を着ることには限界があるため、下着でしっかり防寒をしておくことが大切です。

ここからは下着を使って、外側から見えずに防寒対策ができる方法をご紹介いたします。

着物用の靴下(足袋インナー)

つま先の冷えが気になる方におすすめの下着が着物用の靴下(足袋インナー)です。

着物用の靴下は、足先が足袋の形をしているため、足袋や草履を履く際も安心。ロングタイプですと膝下までをカバーしてくれますので心強いですね。

スパッツやレギンス

スパッツやレギンス

スパッツやレギンスも寒さ対策として活用することができます。こちらは和装専用のもの以外でも代用可。

ただし、着物の裾から見えてしまうと見栄えが悪くなってしまうので、選ぶ際には少し短めのものを選び、見た目に影響が出ないようにしましょう。

発熱インナー

発熱インナー

保温性の高いインナーや発熱インナーを着物の中に着ることでも、防寒ができます。

インナーを着る際には必ず肌襦袢の中に着て、着物を着たときに外から見えないようにしましょう。衿ぐりが大きく開いたデザインのものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

着物用の下着には、着付けの仕上がりを美しくすることだけでなく、汗や汚れから着物を守る役割と、着物の着くずれを防止する役割があります。

着物用の下着は、着物で動くことをサポートしてくれるため、着物に慣れていない人にこそおすすめのアイテムだと言えます。ご自身に合う下着を見つけて着物を着るまでに準備しておきましょう。

着物を着るときに必要なものは、こちらの記事でも詳しく紹介していますので参考にされてください。

2020.07.17

まなぶ

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