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今年のクリスマスプレゼント 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.65

今年のクリスマスプレゼント 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.65

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さて、自分へのクリスマスプレゼントはどうしようかなぁ。 コートも買ったばかりだし、それに、実はこの夏、出かける度に着る!と息巻いて、頑張っている自分へのボーナスということで、絽の付下げを買ってしまったんですよね。

昨年12月1日のコラムはこちら!

2021.12.01

よみもの

クリスマスカラーといえば!?赤緑vs.白金銀 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.41

今年のクリスマスプレゼント2

クリスマスの朝になると、我が家では子どもたちだけでなく、おじいちゃんとおばあちゃん(わたしの両親)の枕元にもプレゼントが置いてありました。

と言っても、携帯カイロや栄養ドリンク、あったかい下着など他愛のないものですけどね。

一番下の娘でさえ中学3年生になりましたので、どうもここ数年、我が家にはサンタクロースは立ち寄ってくれなくなった模様ですが、相変わらずおじいちゃんおばあちゃんのところには何かしらが置いてあるようです。

小さいものでもいいから、誰からか何かが届く楽しみ、というのは送った側も楽しいものです。

学生の頃、古新聞を使ってクリスマスリースを作ることを覚えました。材料は、古新聞、赤と緑のリボン、松ぼっくり。調子に乗ってたくさん作ったわたしは、テニス部の仲間の家々の玄関先に置いて回りました。すぐに「あれいまちゃんでしょ」とわかった仲間が大半の中、ひとりだけ「きっと中にメッセージが!」と分解した人がいたのもいい思い出です。

今年は、遠くに住む友人(きもの好き)に、レターパックに入るくらいの手軽さで、小さなクリスマスプレゼントを送る予定。それを選ぶのもまた楽しい時間です。来年の干支のうさぎの帯留めにしようかな、それとも刺繍の半衿にしようかな。

さて、自分へのクリスマスプレゼントはどうしようかなぁ。

コートも買ったばかりだし、それに、実はこの夏、出かける度に着る!と息巻いて、頑張っている自分へのボーナスということで、絽の付下げを買ってしまったんですよね。

少しだけ緑がかった淡い水色に白い波だけが描かれた、爽やかな雰囲気の付下げで、細い銀糸で背中に一つ紋を入れて、茶席でもお祝いの席でも着られるようにしたんです。

もしうっかりお茶をこぼしても、ポン酢やジュースがかかっても大丈夫なように、ガード加工もばっちり!出かけるたびに着るぞと言いながら、結局1回しか着ていないので、どうも自分へのプレゼントはブレーキがかかっているんですよね……。

とはいえ欲しいものはたくさんあって、単衣の付下げでしょ、夏の袋帯でしょ、あっ結城紬のショールもあったらいいな。

それでも、漠然と欲しいものがあったとしても、そこにはまだ「引力」はまだ存在していません。

見て、触れて、まるで恋に落ちたような、ぎゅーん!というあの引力。そこに自分から出す吸引力(経済力とも言う)が加わったらお買い上げとなるわけですね。

ブレーキが、とか言いながら、こっそり目の端で品定めをしてしまうのはクリスマスソングのせいかしら。今年の七夕の短冊に「札束が欲しい」と書くべきだったかも。

みなさんはどうですか?

え?こっそり買っちゃう?そうか、しょうがないな、じゃあわたしもそうしようかな。

ITEM

記事に登場するアイテム

奥順謹製 結城紬のショール ~一年中ショール~ ネイビー -万葉-

[冬小物] [美津菱足袋] あったかレース足袋 4枚こはぜ ブラック

[螺鈿×水牛]帯留め ウサギ

[花しおり] お洒落帯飾り(根付け) うさぎ

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