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ドイツで着物・日本の歳時記を感じるお雛祭り 「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ GERMANY ‐

ドイツで着物・日本の歳時記を感じるお雛祭り 「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ GERMANY ‐

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Guten Tag! 3月3日はひな祭りですね。春はまだ遠いドイツですが、ひな人形を飾り、春色カラーの着物で日本の歳時記に思いを馳せました。

Guten Tag!
ドイツ在住・着物大好きべてぃです。
ドイツと言えば厳しい冬をイメージされる方も多いと思いますが、今年の冬はとても暖かく、雪もほとんど降りません。
まれに見る暖冬で、毎年恒例のスキー旅行に行った私の友人家族はあまりの雪の少なさに旅行を早く切り上げて帰ってきたほどです。
その代わりというのでしょうか、嵐が次から次へとやってきては不安定な天候が続いております。


少しずつ花も芽吹き始めたと思ったら、また急に冷え込んだり…

街中や大学のキャンパスを見渡してもロングコートにマフラー、手袋と完全防寒の人もいれば、もうすでに半袖のTシャツで歩いている人もいるのでどうやら誰もこの気まぐれな天気についていけていないようです。

いまいち季節感がつかめないこの頃ですが、我が家では少しでも春を感じるため、日本のひな祭りに合わせてひな人形を出しました。

我が家は築300年以上の古い家で、Fachwerkhaus(ファッハヴェルクハウス)という伝統的なドイツの家のつくりをしています。

一階で和食屋を経営していますが、外装からは中に和食屋があると思われず、驚かれることも多いです。
しかしこうして飾り棚におひなさまを飾ることで、一気にそこだけ和空間に!

ドイツの祝日といえば、イースターやクリスマスなどにキリスト教の祝日がほとんどで、日本のように節句の行事がありません。
ですので、日本の四季にちなんだ祝日やイベントは、こちらにいても季節を感じるうえでとても楽しいことなのです。
ドイツに移住してもうかなり経ちますが、こうして日本の祝日を祝うことでホームシックにもならず、どこにいても日本が感じられます。

せっかくなので、ひな人形に合わせて着物を着てみました。

春らしい若草色の色無地にお姫様の名古屋帯です。

この日もあいにくの雨でしたが、この着物のおかげで我が家にだけ春が一足先にやってきてくれた気分です。
天気が悪くても、着物を着るだけで気分がアップしますね。

着物も帯も、去年一時帰国した際に東京で巡り合いました。

せっかくの日曜日、お散歩に行こうかと思っていましたが雨なので断念…。
代わりに猫と戯れていました。
飼い猫の竹千代は正絹の着物が大好きで、この日もスリスリしながらゴロゴロ言っています(=^・^=)

日本はもう梅の季節ですね。
ドイツでは三月二十日から春が始まるといわれています。
まだしばらく先ですが、気長に春の訪れを待とうと思います。

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