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伝統とカワイイが詰まった街・ブレーメンを浴衣で散歩 「WORLD KIMONO SNAPS」 - GERMANY -

伝統とカワイイが詰まった街・ブレーメンを浴衣で散歩 「WORLD KIMONO SNAPS」 – GERMANY –

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外出自粛も緩和され、ようやく私も着物でおでかけすることができました。暮らしている小さな町から少し遠出をしてブレーメンという街へ、ドイツ着物仲間を訪ねての小旅行。ドイツ北西部に位置するブレーメンはグリム童話「ブレーメンの音楽隊」で日本のみなさまにもおなじみではないでしょうか。

Guten Tag!
ドイツ在住の着物好き、べてぃです。

六月も終わり、ドイツはすっかり夏らしく暑くなってまいりました。
外出自粛も緩和され、ようやく私も着物でおでかけすることができました。

この日は、薄水色の手描き瓢箪柄の浴衣を、絽の長襦袢と足袋で着物風に着ました。

茶屋辻の絽の帯

帯は絽塩瀬の名古屋帯を合わせました。
草花や茅葺き屋根の家の間に流水模様が描かれた茶屋辻の柄で、とても夏らしくさわやかな印象の帯です。

今回私は、暮らしている小さな町から少し遠出をしてブレーメンという街を訪れました。

ブレーメンはドイツ北西部に位置しており、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」で日本のみなさまにも大変有名な街だと思います。

マルクトを囲む市庁舎

ブレーメンは長い歴史を持つ都市で、数々の伝統的な建築物が残るとても美しい街です。

特にマルクト(街の中心の市場)を囲む市庁舎や大聖堂の荘厳さ、美しさには息を呑むしかありません。

立派なローランド像

立派なローランド像がブレーメンの人々守っており…

市庁舎とローランド像は、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。

マルクトからすぐのところにBöttcherstraße(ベトヒャーシュトラーセ/ベトヒャー通り)があります。
裕福なコーヒー商人によって作られた通りのことで、選ばれしお店のみが店舗を構えることができる由緒正しい通りなのだそうです。

(ブレーメンの天気は少し気まぐれなので、薄手のストールを羽織りました。)

ベトヒャー通りの奥にある観光案内所の時計は、30個ものマイセンの鐘が毎日決まった時間に美しいメロディを奏でるんですよ。

ベトヒャー通り
シュノーア街

マルクトから少し歩いたところにSchnoor(シュノーア)街があります。

船舶関係の手工業に携わる人々が暮らしていた地区で、カラフルな狭い通りにたくさんのかわいいお店やレストラン、カフェなどが並んでいます。
ブレーメン芸術大学のすぐ近くに位置しており、アートギャラリーがあったり、ピアノの音が聴こえてきたり…とてもおしゃれな地区です。
何百年にもわたり、石畳の通りを商人や芸術家たちが歩いて来たんだと思うと、胸が高鳴ります。

さて今回ブレーメン行きを決めた最大の理由は、私にとってはじめての「ドイツきもの会」への参加でした。

きもの会ではドイツで着物を着る上でのあるあるやコツ、また悩みなどを共有できてとても楽しい時間を過ごせました。
いつもひとりで着ていたので、着物好きの仲間とともに着物を楽しめる幸せを感じました!

ステキな出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

ドイツ着物会をブレーメンで決行
ぜひドイツで着物を!

ドイツで着物を着る生活をはじめてしばらく経ちますが、最初は着物でおでかけをするのがとても不安でした。
しかしいざ外に出てみると、変な目で見られることなどなく、むしろとても好意的に受け止めてもらっています。

ドイツの街、特に旧市街地は伝統的な美しい建物がたくさん並んでいます。
ドイツに来られる機会があれば、ぜひ着物を着て観光に行かれてみてはいかがでしょうか。
日本とドイツ…ふたつの国の文化や伝統が融合し、忘れられない思い出になること間違いありません。

それでは、Auf Wiedersehen!

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