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メルヘンの国・ドイツの森を着物で歩く 「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ GERMANY ‐

メルヘンの国・ドイツの森を着物で歩く 「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ GERMANY ‐

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ドイツ人と山や森は切っても切れない特別な縁で結ばれているといっても過言ではありません。 メルヘンの国ドイツに住んでいる身として、ハイキングにいかない訳にはいきません。 せっかくのいい天気でしたので、先日近くの森へ着物で出かけてみました。

Guten Tag!
ドイツ在住着物大好き べてぃです。
不安定な天気がようやく落ち着いて、少しずつ春らしくなってきました。

我が家の庭のプラムの木も少しずつ咲いてきています。

暖かくなってくるとドイツ人はこぞってハイキングにでかけます。
ドイツ人と山や森は切っても切れない特別な縁で結ばれているといっても過言ではありません。

ゲルマン神話や、かの有名なグリム兄弟が編纂したグリム童話など、ドイツの森が舞台となっている物語がたくさん語り継がれています。
ハイネやゲーテなどドイツの文豪たちもドイツの豊かな自然をたくさん作品に残しています。
また、ドイツの中北部に位置するハルツ山地は魔女の住む山として知られており、中でも一番標高の高いブロッケン山には今でも毎年ワルプルギスの夜に国中から魔女たちが集まって大騒ぎをすると言われています。
さらにはSchwarzwälder Kirschtorte(黒い森のチェリーケーキ)というとっても美味しいケーキも、ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)からきています。

余談ですが、メルヘンという言葉は実はドイツ語のMärchen(民話、おとぎ話)から来ているんです。

さて、そんなメルヘンの国ドイツに住んでいる身として、ハイキングにいかない訳にはいきません。
せっかくのいい天気でしたので、先日近くの森へ着物で出かけてみました。

この日はちょうどTwitterにて「#赤い着物は魔を避ける」というのを見たので、
赤い魔除けコーデを組んでみました。
紫色に見えますが、実は黒地に小さな赤いドット模様の小紋に、
紅型の名古屋帯を合わせました。

八掛の色と帯の色がぴったりとマッチ!

着物は日本で、帯はドイツで見つけたセカンドハンドのものです。
帯揚げには親友からのおさがりのスカートをリメイクしたものを使っています。

足元は歩きやすいようにコンバースの靴を履きました。

人がいない森の中はなんとも神秘的で、すぐ向こうの木の陰から魔女か妖精が出てきそうな雰囲気です。

ヨーロッパはコロナウイルスの影響で日常生活がとても制限されています。
ドイツではほとんどのお店が営業停止、学校や大学は閉鎖となっています。
日本の皆様もどうかお体に気を付けてお過ごしください。
掘り出し物たくさん!ぜひみつけてみてください。
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