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お母さんの着物姿に子供たちは…!? 「3兄弟母、時々きもの」vol.20

お母さんの着物姿に子供たちは…!? 「3兄弟母、時々きもの」vol.20

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着物を着ている姿をはじめて見たときには、裾をめくってみたり帯を引っ張ってみたりと興味津々な子供たち。

2023.05.22

まなぶ

“季節と柄“のルールを自由に楽しむ! 「3兄弟母、時々きもの」vol.19

こんにちは。tomekkoです。

梅雨時期の着物はジメジメ対策、雨濡れ対策など大変ですよね。

着物は好きでも、「子育て」と「犬育て」でそう頻繁に着物を着られるわけではない私……梅雨時期の工夫などについては詳しい方におまかせしたいと思います。

今回は、母である私が着物を着ているときの子どもたちの反応を観察してみました。

普段から着物を着ているお母さんだと、子どもたちにとってはそれが日常ですよね。お仕事で着物を着ることが多い方曰く、お子さんからすると母の着物姿=お仕事のイメージでむしろ洋装の時の方がうれしそうにされて切ない……ということもあるようで。

普段から着物を着ている祖母

私の場合、幼少期は祖母が真夏以外の3シーズンを着物で過ごしていたので、逆に祖母のワンピース姿を見ると夏が来たんだなぁと季節の変わり目を感じたものでした。

自分が母となり、なかなか趣味に打ち込む時間がなくなってしまってからは、子どもたちにとって母が和服を着るのは結婚式か七五三のような割と大がかりな行事ごと、落語などの和のイベントに行く時、それに夏祭りくらい。着物を普段使いしない一般的なお母さんとあまり変わらないかもしれません。

着物を着ている姿をはじめて見たときには、裾をめくってみたり帯を引っ張ってみたりと興味津々な子供たち

特に訪問着を着るときなんかは、使う道具も多いし準備や着付けに大きく広げて場所を使うからか、とりわけ大ごとのように感じていたみたいで……

金糸銀糸の華やかさには男の子でもワクワク

洋服だとあまりアクセサリーも着けないタイプなので、着物に使われる金糸銀糸の華やかさには男の子でもワクワクするようで、歴史好きな長男は、

「昔の人はみんなこんなキラキラした着物を着ていたの?ぼくの好きな戦国武将はどんなの着てたんだろう?」

と質問ぜめに(笑)。

今は戦国武将にハマっていて武将の家紋を真似して描いてみたりしているので、私の着物の紋を見て「お母さんも家紋持ってるの!?」とちょっと尊敬の眼差しを受けました。

私が着物を着ることで歴史や和風のものへの興味のきっかけになるのなら何より

一方、着物姿で外出すると…

会う人会う人に着こなしを驚かれたり褒められたり

子連れで外出するときの着物は咄嗟に子どもを制することができるよう、洋装ミックスにアレンジしてスニーカーなどで気軽に動けるようにしたものが多いです。

そうなると、会う人会う人に着こなしを驚かれたり褒められたりします。

そもそも着物姿のお母さんというのが珍しいし、それをアレンジしている人も少ないですもんね(自分としては利便性追求の結果なわけですが…)。

そんな様子を見て子どもたちは、なんだか自分が褒められてるような?ちょっと得意げな顔で見上げているのがなんともかわいらしいのです。

ある程度の年齢になると自分の母親が目立つのって恥ずかしい、となりそうですが小学生ぐらいまでならうれしいのでしょうかね。

着物で保育園へお迎え

ある日、珍しく着物で出向く仕事の打ち合わせがあり、三男を保育園へお迎えに行くと、あっという間に園児たちに取り囲まれました。

「三男くんのママなんで綺麗な格好してるの?」

「三男くんのママお茶の先生になったの?」(お茶の習い事がある園なので)

「○○のママもお着物でお迎えに来てくれたらいいのに」

園児たちがキラキラした目で着物を見たり触ったりしているちょっと後ろで、鼻の穴を膨らましてニコニコしていた三男。

帰り道では、

「また明日も着物でお迎えくる?お母さん、毎日着物でお仕事してね?」

と懇願されました。

現実の私は着物を着る頻度が減っていて久々の着物は着崩れが心配だったり、草履がよく足になじんでいないことで違和感があったり……あー疲れたな、早く脱ぎたいなと思っていた(笑)わけなんですが。

在宅仕事なのでそんなに仕事で着る機会はないものの、こんなふうに子どもが喜んでくれるならもっとおやこでのお出かけに着物を着て行きたいな、とあらためて思いました。

とはいえ実際「男子3兄弟」のお出かけ先は少年野球の応援だったりキャンプだったり、なかなか着物で行ける場所にならないわけですが……

これからの季節、浴衣だったらこんな出不精でもなんの用事もなくてもさらっと着られるし実際通気性が良くて汗とりにもなるし、家の中でも過ごしやすくていいかも…!

汚れやほつれが気になるおしゃれ着は洋服でも着ていく場所を選ぶのだから、夏の普段着物なら浴衣に兵児帯、子どもたちの部屋着は甚平で、この夏は木綿の良さと和服の機能性を実感してみたいと思います。

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