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わが家らしいアレンジで祝う七五三「3兄弟母、時々きもの」vol.25

わが家らしいアレンジで祝う七五三「3兄弟母、時々きもの」vol.25

わが家らしいアレンジで祝う七五三「3兄弟母、時々きもの」vol.25

2023.11.22 （2023.11.24 更新）

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ふだんTシャツにスウェット、ジャージ素材の服ばかり着ている子どもたちにとっても着物を着てポーズを決めるという滅多にない経験をして、特別な一日となりました。

Not 付け下げ but 小紋だったし、思ってたより全然派手！

うーんちょっとこれは子どもの晴れ着よりも目立ってしまうのでは……？

着物を広げて思い悩む私の横では、ふだんスーツを着ない夫が七五三の時の親の服装についてせっせとネット検索していました。

「主役は子どもなんだから、父親が羽織袴を着たり母親も派手な色の服で目立っちゃいけないみたいだよ」

よ、余計なことを……！

以前「卒園式に着物は目立ちすぎなのか？」という記事でめちゃくちゃ反論した私的には、こんな時こそ右へ倣え意識に一石を投じたい……

体重の変化より何より、あんなに余っていた身幅が逆に足りなくなっているってなかなか残酷な事実じゃないですか？どんだけ太ったんでしょう私は……

ということで”派手なアンティーク小紋で七五三チャレンジ”も泣く泣く断念することになりました。

さて、どうしましょう！？︎私に着られる着物はないのか！？

手持ちの着物を開いてはこれは春先の柄だし、あれはやっぱり身幅が足りないし、それは普段着すぎる……と必死に箪笥を漁ってようやく見つけたのが、母から譲り受けた鮫小紋でした。

色無地や鮫小紋はどうしても素人の自分にはのっぺりして見えそうでうまく着こなす自信がなかったのですが、ついにやむを得ずチャレンジする時が来ました。

帯は訪問着用の袋帯にして、小物はなるべく帯と着物から取った色を使って品良くコーディネート。

なんとなく自分の思い描いていたのとは違う着物ではありましたが、これまで行事ごとといえば訪問着ばかりだったのでちょっと新鮮。

さて当日は、前入りしてくれていた実母に子どもたちの貸衣装の着付けをお願いして、私は自分の支度を頑張りました。

普段着は自分で着ても、盛装の時は着付けをお願いしてしまうことが多かったのでちょっと不安でしたが、どうにか二重太鼓も形になってホッと……

子どもたちも今回全員袴を着ることになり、それも着崩れたり嫌がって大変になるかと心配していたのですが、案外みんなで着ることでテンションも上がっていました。

戦国武将に憧れている長男は神社の御祈祷でも大河ドラマのような座り方でサムライっぽさを楽しみ、次男は写真撮影では謎の貫禄を見せ……

主役の三男はと言いますと、撮られ好きなので最初こそ弾ける笑顔でカメラマンさんにも褒められる見事なポージングでしたが、だんだんと疲れてきて親族全員集合写真の時には涙目を堪えるまでに。

まぁそれはそれで良い思い出。出来上がった写真を並べて見ると表情の変遷に笑ってしまいました。

夜は食事会もして、両家の祖父母たちにも久々の親族集合で楽しい思い出になったようだし、ふだんTシャツにスウェット、ジャージ素材の服ばかり着ている子どもたちにとっても着物を着てポーズを決めるという滅多にない経験をして、特別な一日となりました。

これが親族全員揃っての大きな祝い事としては一区切りか……と思うと少し寂しいところもありますが、思い切ってわが家らしくアレンジしてみて本当に良い七五三祝いになって大満足です！

ご祈祷では愛らしい女の子の振袖姿も眼福でした。今年七五三のお祝いをされたお子たち、みんな健やかにあれ！

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