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浴衣・着物のたたみ方とは?簡単な片付け方法をご紹介!

浴衣・着物のたたみ方とは?簡単な片付け方法をご紹介!

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浴衣や着物を片付けるときには、きれいにたたむことでシワや型崩れの防止につながります。今回は浴衣・着物の初心者さんにも簡単にできるたたみ方である「本だたみ」の方法を紹介致します。

着物の種類のきほんのき!として今回は紬・浴衣について解説いたします。着物のなかでも、普段着やおしゃれ着として楽しむことができる紬・浴衣は、帯合わせや小物合わせの方法を覚えておくとセンス良く着こなすことができますよ。また紬は、産地によって種類が異なり着心地にも差があるため、お気に入りをみつけてみるのもおすすめです。

夏場になると大活躍の浴衣。
一度着ると、次のシーズンまでしまいっぱなし、という方も多いのではないでしょうか。

浴衣をしまうときには正しいたたみ方で保管しておくと、次に着る際にまた気持ちよく着ることができます。

今回は、着物ビギナーさんにも簡単な「浴衣のたたみ方」を解説します。

一般的な浴衣のたたみ方は?

浴衣のたたみ方として最もメジャーなのが「本だたみ」です。

「本だたみ」は浴衣以外にも着物でも使えるたたみ方なので、ぜひ覚えてみてくださいね。

具体的な方法は、次章を参考にしてみてください。

具体的な浴衣の簡単なたたみ方は?

浴衣のたたみ方の手順を解説いたします。

今回ご紹介する「本だたみ」は着物でも使用されるたたみ方で、初めての方も簡単にできます。

こちらでは着物の写真を使用しながらご紹介しますが、手順は浴衣も全く同じ。
ぜひお手元に浴衣を置いて実践してみてください。

本だたみの方法

本だたみの手順01

1.襟を左側、裾が右側に向くように浴衣を横向きに広げます。

本だたみの手順02

2.手前側の下前身頃を内側に折ります(縫い目に合わせて)。

本だたみの手順03

3.折った下前身頃を、さらに脇き縫いに向けて折り返します。

本だたみの手順04

4.襟口を内側に折り込みます。

本だたみの手順05

5.上前身頃を、折り返した下前身頃に合わせます(この時に生地がズレないよう)。

本だたみの手順06

6.上前身頃と下前身頃の縫い目の線を揃えて重ね、背中の縫い目を折ります。

本だたみの手順07

7.左袖を袖の縫い目から身頃の上に折り返し、後身頃の上に折り返します。

本だたみの手順08

8.畳んだ着物全体を少し持ち上げるようにして右袖を折り込みます。

本だたみの手順09

9.半分に折り、完成です。

扉画像

着物や振袖はどんな状態で保管していらっしゃいますか。着物は種類ごとに正しいたたみ方があります。正しいたたみ方ができていない場合、着物にシワがついてしまったり傷んだりする原因にもなります。今回は、自宅でも簡単にできる着物の種類別のたたみ方をご紹介いたします。

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まとめ

夏場に浴衣を着て楽しんだ後は、お手入れをして正しく保管しましょう。来年のシーズンインが楽しみになりますよ。

ぜひ今回ご紹介したたたみ方を参考に、ご自宅でトライしてみてくださいね。

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