一方の本塩沢はというと、繭から直接繰り出だした生糸を使っているそうです。
緯糸に通常の約3倍、2000回以上の撚りをかけた強撚糸(きょうねんし)を使い、”しぼ”と呼ばれる独特な風合いを生み出しているのが本塩沢の特徴とのこと。
しぼのデコボコによって肌に触れる面が少なくなり、風の通る、サラリとした肌触りの良い生地になるのだとか。
単衣に最高!と言われるのは、このしぼのおかげなんですね!
「単衣には裏地がつかないので丈夫でないといけない。本塩沢は“丈夫で長持ち親子三代”と言われるほどなんです。」と林氏