実は私は、せっかくの自慢の⁉︎着物と帯のコーディネートを、街行く人にも隠さず見せびらかしたい⁉︎と密かに思ってしまう時もありますが…
和装のマナーとして、羽織やコートは着なくてはいけないという大切なマナーがあります。羽織やコートを着ることが、自然界の邪気から守り、訪問宅にその邪気を持ち込まないようにする役割を持つそう。ハード面、ソフト面から守ってくれる守り神様のような存在ですね!
振袖だけは、その長いお袖で邪気を払えるからコートは要らない、あと芸者さんや舞妓さんも。
それ以外の人が羽織やコートを着ないで街を歩いていると「帯付き」といってマナー違反。
ご存知の方も多いかもしれませんが、知らぬが仏で、思いがけずちょっと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
そんなわけで、私にも羽織はうってつけだと、お話を伺うなかであらためて気がつきました。
もちろん、寒い冬の日には「着物にコート」さらに寒いと「着物に羽織にコート」、もっと寒いとさらにショールを重ねてなんてことも…
でも最近は温暖化の傾向にありますので、コートだけ、また羽織だけでも大丈夫かもしれません。
もちろん春と秋、そして熱い夏空でも透ける素材にて、羽織は大活躍のようです。
コートに比べて羽織姿は、軽快で小粋な感じがしますね。
そして羽織は、カーディガンやジャケットのような役割もはたしますから、屋内でも、おしゃれ着としてそのまま着ていられます。