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“読書の相棒”と楽しむ秋の夜長 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.6

“読書の相棒”と楽しむ秋の夜長 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.6

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読む本にはお気に入りのブックカバーをかけ、好きな栞も用意して・・・と、今回は、自分なりに読書をより楽しむための “読書の相棒” についてのお話です。

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今年の夏は本当に厳しい暑さ続きでしたが、いつのまにか日が早くかたむき、虫の音がそこかしこで聴かれるようになると、秋の夜長が始まったのだなあと感じます。

今年の秋は、読書を楽しむ時間をもっと持ちたいと思っています。

今年の秋は、読書を楽しむ時間を

読む本にはお気に入りのブックカバーをかけ、好きな栞も用意して……と、今回は、自分なりに読書をより楽しむための “読書の相棒” についてのお話です。

読書の楽しみ方は人それぞれと思いますが、手にした本を読むとき、購入した装丁表紙のまま読む、または書店がつけてくれた紙のカバーをかけて読む、さらにまた自分の気に入ったカバーをかけて読むなど、おのおのに気に入ったやり方があると思います。

私は、気に入った本には皮革や布製のカバーをかけるのが好きです。

皮革や布製のカバーをかけるのが好きです

私は本を読むのはとても遅い方で、冊数も多くはなく、ジャンルの幅もとても狭いのですが、そのかわり一度読んで気に入ったものは何度でも繰り返して読むせいか、それこそ表紙がボロボロになるまで読むものもあるので、ブックカバーは私には大切なアイテム、心強い読書の味方です。

皮革や布製のカバーをかけるのが好きです

(手前左)友人がくれた皮革製のカバー (中央上から)船の刺繍絵に救命浮輪の栞がついている布製カバー、沖縄・八重山ミンサー織りのもの

友人がくれた皮革製のカバーは丈夫で、かれこれ30年以上も愛用していますし、ほかに半幅帯でも愛用している沖縄の八重山ミンサー織りのものも使いこんで、手に馴染んでいます。

船の刺繍絵に救命浮輪の栞がついている布製カバーもお気に入りのひとつです。

包み紙をブックカバーに

お菓子の包み紙などに面白い柄があると、それも活かしてブックカバーにしてしまうことも。製造元のシールや賞味期限のハンコなどもそのままにして本を包んでいます。

それから、私の読書に欠かせないお楽しみがもうひとつ、それは栞です。

読み終えたページを次に開いた時に、目に飛び込んでくる栞も、どうせなら気に入ったものを挟みたいもの。

手作りの栞
紐つきタグがついていたら、それもそのまま栞に

本に取り付けられた紐も活用しますが、文具店や美術館のショップなどで見つけた栞のほかに、菓子包みのリボンや、好きな洋服や靴などに、洒落た紐つきタグがついていたら、それもそのまま栞にしてしまいます。

紐つきタグがついていたら、それもそのまま栞に
紐つきタグがついていたら、それもそのまま栞に

また、仕事柄、どうしても紙の切れ端がたくさん出てしまうので、そこにちょこちょこっといたずら描きして、手作りの栞にして楽しんでもいます。

手作りの栞

まだ読み終えないうちから、他の本を読み始めてしまうこともよくやりますので、幾つものブックカバーや栞は、とても頼りになる “読書の相棒” です。

独身時代にはたっぷりとあった読書時間も今は減ってしまい、老眼がはじまって何年も遠ざかってしまった時期もあるのですが、最近また読む楽しみを取り戻しつつあります。

この秋の読書を楽しみたいと思います

小さな音量でかける音楽や、一杯の温かい飲みものやスイーツ、移動中の電車の揺れなどをお供に、この秋の読書を楽しみたいと思います。

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