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やりたいことを書き留める手帳とメモ帳 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.11

やりたいことを書き留める手帳とメモ帳 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.11

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小さなノートを買ってきて、今日目の前のやるべきことと、やりたいことを書き出すようにしています。 題して「やることノート」。

2024.01.21

よみもの

器に盛りつける楽しみ 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.10

2023.01.21

まなぶ

先駆ける春を装う如月 「月々の文様ばなし」vol.11

今回は、私の手帳とメモ帳について綴ってみたいと思います。

毎年秋になると、いっせいに売り出される新しい年の手帳。まだ何も書かれていないページを見るとワクワクしますね。

分厚い本革や可愛い絵柄のカバーのものなどいろいろある中で、数年前から私が愛用している手帳は、実は百均でも買える薄くて軽いもの。

数年前から私が愛用している手帳

それに自著の『きもの語辞典』のカラーコピーをビニールに挟んで表紙にしています。

雑誌でも特集が組まれることもある手帳の活用法ですが、紹介されている達人さんらの手帳は、それはもう見事で、日々の予定にとどまらず、さまざまな役割すら手帳に与えて楽しんでもいらっしゃるように思えます。

さまざまな役割すら手帳に与えて

私もだんだん歳を重ねるにつれて、いくつものことを同時に覚えていられなくなってきて、そのせいか若いころよりもまめに手帳へ書きつけたり、頻繁にメモを取るようになりました。

頻繁にメモを取るようになりました

とても達人のようにはいきませんが、自分なりにやってみて、今では頼れる存在になっています。

毎日バタバタと過ごすうちに、つい「出来なかったこと」や「やれずにいること」ばかりに目がいってしまい、ともすると今日は何をやりかったのかさえ忘れてしまうことがあります。

今日は何をやりかったのかさえ忘れてしまう
今日は何をやりかったのかさえ忘れてしまう
その全部が出来なくてもいいのです
その全部が出来なくてもいいのです

若いときのように、あれこれ同時進行もできません。

そこで、小さなノートを買ってきて、今日目の前のやるべきことと、やりたいことを書き出すようにしています。

題して「やることノート」。

ノートへのメモであれば、紙切れのように失くすこともなく、また何日分ものメモがそのまま残っているので、忘れた内容でもページをめくればまた思い出せます。

忘れた内容でもページをめくればまた思い出せます
忘れた内容でもページをめくればまた思い出せます

サインペンで、日付と、今日やることを大きく箇条書きします。もちろん、その全部が出来なくてもいいのです。

その日にこなせたら大きくマルをつけて、やれなかったらまた次の日に繰り越して書けばいいですし、急ぎでないものは忘れてしまってもいい。

やれなかったらまた次の日に

そうやって、日々気持ちもあらたにメモします。

ただ、食料品などの買い物メモだけは、ノートでなくあえて紙切れに書きます。

食料品などの買い物メモ

その紙切れを持って買い物にいき、帰宅後にクシャクシャッと丸めて、ゴミ箱へポイッと投げ入れるのも、私には一つの快感となってスッキリするからです（笑）。

紙切れを持って買い物に
ゴミ箱へポイッと投げ入れる

手帳には、仕事や個人的な予定だけでなく、ときには失敗して凹んだりした時の気持ちや、人からのアドバイスをメモしておくこともあります。

スマホでのスケジュール管理は便利ですが、紙に向かって字を書くことで、気持ちが少し落ち着くというような不思議な作用もありますし、このごろは漢字を忘れないという意味でも、手帳やメモ帳を、おおいに頼っています。

2023.11.21

よみもの

筆や万年筆と過ごす、緩やかな時間 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.8

岡田知子

岡田知子

富山県出身。
東京デザイナー学院を卒業後、
広告制作会社にてグラフィック・デザイナーとして勤務。
’91年に退社後、イラストレーターに転向。以後フリー。
主に透明水彩を用いて、出版、広告方面で仕事を展開中。

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