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今がきものの始め時 「きくちいまが、今考えるきもののこと」

なんだか最近、今まで着ていた洋服が似合わなくなった、と思うことはありませんか?ミニスカートにピンヒールで闊歩していた頃を懐かしんでいる友人が、あの頃はよかった、としきりに溜息をついていましたが、きものを着るようになったらいきいきしています。緊急事態宣言が出て、おうちできものライフを楽しむ人も増えているそうですよ。

ウエストのくびれが行方不明?

昔、そこにいるのがさも当たり前のように思っていた友人がいました。名前を「ウエストのくびれ」といいます。行方不明になって数年が経ちましたが、戻ってくる気配はありません。きものを着るたびにウエスト部分に巻いていたタオルはいつしか不要になり、すっかりきものの似合う体型になりました。「ウエストのくびれ」はきっとどこかの娘さんところにでも行ったのでしょう。

そういえばわたしもウエストのくびれが行方不明だわ、とうなずく貴女!バストトップが引力に負けてしまって、とお嘆きの貴女!ミニスカートを履いて膝を出すのに抵抗があるとお悩みの貴女!……こう書き揃えるとなんだかテレビショッピングみたいな雰囲気が無きにしも非ずですが、は~い、きものの出番ですよ!

着ているだけで三割増し美人に見える、知的に見える、品があるように見える、自分の軸をちゃんと持っているような感じがしてかっこいい、など、きもの人は見た目でかなり得をします。いいところは他にもたくさんありますが、わたしが一番目にピックアップしたいのは、なんといっても「体型を隠してくれるところ」!布から出ているのは手足だけで、ふくらはぎも肩も二の腕も出していないのに「素敵ですね」と褒められる。それがきものなんです。

ウエストがくびれている状態で帯を巻くと、きものに皺がよってお尻ばかりがぼーんと大きく見えてしまうので、ウエストのくびれは無いほうが、きもの姿が美しく見えます。それに、おはしょりの部分がちょうどへそ下のお肉と重なるので、下腹も目立ちにくくなります。おしりを隠したいなら、帯結びをお太鼓にすれば大丈夫。たれの部分をおしりの一番出ている部分に合わせると、おしりが小さく、すらっとして見えるんですよ。洋服と違って、ちょっと太ったから入らない、なんてこともありません。ちなみに、黒っぽい色の羽織を着ると痩せ見え効果も期待できます。

なんだか最近、今まで着ていた洋服が似合わなくなった、と思うことはありませんか?ミニスカートにピンヒールで闊歩していた頃を懐かしんでいる友人が、あの頃はよかった、としきりに溜息をついていましたが、きものを着るようになったらいきいきしています。何を着たらいいのかわからなくなる時期、というのが何度もやってくるならば、ちょっと手に届くところにきものがあれば怖くありません。着ればいつでも「素敵な人」になれるのも、きもののいいところですね。

緊急事態宣言が出て、おうちできものライフを楽しむ人が増えているそうです。出かけなくていい、というのもハードルを下げているのだとか。まずは自分なりに着てみて、暮らしてみる、ということですね。慣れというのは大切で、何回も着るうちに苦しくない着方や腰紐のベストポジションも見つけられるようになります。きものでリモートワーク、というのもいいですね。今まさに「きものの始め時」ということなのかもしれません。次回は、きものでリモートワークをするときのお話をしたいと思います。

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