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寒い季節を楽しく乗り切る!着物姿での防寒のコツ 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.8

寒い季節を楽しく乗り切る!着物姿での防寒のコツ 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.8

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今は昔と違って空調が整っているので、外出時の防寒対策をしっかりすれば、冬場も快適に着物を楽しめると思います。私が実際に行っていることを含め、防寒についてお話ししますね。

2023.11.10

よみもの

結婚式や式典で失敗しない着物 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.7

防寒対策、そして新年に向けて

着物は腰回りが温かいといわれますが、首元や袖口、足元が寒いことも

今は昔と違って空調が整っているので、外出時の防寒対策をしっかりすれば、快適に着物を楽しめると思います。私が実際に行っていることを含め、防寒についてお話しますね。

そして新しい年には着物をもっと好きになってくださることを祈って、新年ならではの着物についてもお話ししましょう。

喫茶店の前

道行や道中着は冬の必需品

以前は「道行(みちゆき)」はフォーマル「道中着(どうちゅうぎ)」は本来旅用として着られていたのでカジュアル、といわれていましたが、今はともにコートとして活用されています

2020.11.01

よみもの

つい鏡が見たくなる羽織や、自慢すぎて脱ぎたくなくなるコート 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.15

簡単に道行と道中着の見分けるには、道行の衿元は四角で、道中着はV字になっています。

私が好きなのは、黒のベルベットのコート。昔は「別珍」といったんですけれど、暖かくって高級感もあり、どんな着物にも似合います。ひとつあると本当に便利です。

大久保先生後ろ姿

カシミヤやフラノ素材もいいですね。あとマントもおすすめです。袖がないので、サッと羽織れストール感覚で使えます。

洋装用のものを着物に使う時は衿がゆったり開くものにすると、衣紋にかからず見た目もきれいです。

2023.10.18

よみもの

【Q10】着物にも洋服にも合うコートが欲しい! 「いまさんの着物お悩み相談室」

いつものアイテムを活用して、衿元・足元を寒さから守る

私は寒さ対策として、温かい下着(ヒートテックなど)の薄手タイプを肌着の下につけています

同じく裾除けの下には七分丈ぐらいのレギンスを履きます。そして、足袋の下に足袋カバーを履く。この方法は本当に温かいですよ。

銀座を歩く

足袋カバーを上にしてもいいんですけれど、ちょっと気を使う場所やおしゃれに装いたいときには真っ白な足袋でいたいので、カバーが下ならわからないでしょう。

衿元や指先の防寒には大判ストールや手袋など、いつも使っているアイテムを着物で活用すればいいと思います。

センスの見せどころですよ。

わざわざ和装用のものを揃えなくても大丈夫

和装用のものは素材や柄を上手に選ばないと年齢より上に見えてしまうこともあります、むしろ、和と洋をマッチさせることで、おしゃれ度がぐっとアップ。センスの見せどころですよ。

2022.11.01

よみもの

防寒グッズはお早目に! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.63

気持ち新たに、新年を着物で寿ぐ

新年を着物で寿ぐ

師走のあわただしさが終わり、すがすがしい気持ちで新年を迎える。

初詣に行かれる方も多いのでは。そんなときにこそ、気持ちも新たに着物を着てみてはどうでしょうか? 

訪問着や付け下げじゃなくていいんです。もちろん、それらの着物なら格もあり、いいと思いますが、私はもっとカジュアルで、そこに新年らしさを感じさせればいいのではないでしょうか。

例えば宝尽くしや亀甲、松竹梅、鶴や亀などのおめでたい柄の小紋なら、新しい年を寿ぐのにピッタリ。神様にも失礼にあたりません。

あとは、竹や扇を意匠化した江戸小紋なども素敵ですよ。色は新しい年ですから、ぜひ明るめのもので。

大久保信子先生

そうそう、私が子どものころは、お正月になると、ウールのお対(おつい)の着物をよく着ました。

今はウールの着物を着ている人をあまり見かけませんが、ウールは暖かくていいですよ。もし自宅にあったら、普段着として活用することをおすすめします。

ただ、食べこぼしなどがついたまま収納すると、虫くいの原因になりますので、着た後のメンテナンス(汚れを取るなど)をして、防虫剤を入れて保管してください。クリーニングに出すと安心です。

2021.10.28

まなぶ

初詣で着物を着よう!おすすめの柄や注意点を解説

構成・文/大澤はつ江
人物撮影/五十川満

2021.11.01

よみもの

こんなにも奥が深い、和のコートの世界 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.39

ITEM

記事に登場するアイテム

着物:【奥順謹製】 手織り真綿紬着尺 「素色」

帯:九寸名古屋帯 「疋田市松に宝尽し」

コート: アゲハラベルベット 和装ロングコート ブラック

帯締め:【京都富小路きねや】 冠組無地帯締め 葡萄色

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