
【仕入れ担当 竹中より】
ふうわりと、優しい色彩の世界…
美しい一反を仕入れてまいりました。
花織大島のご紹介です。
お目に留まられました方はこの機会、どうかお見逃しなきようお願いいたします。
【お色柄】
江戸末期から明治初期にかけて――
薩摩には大島紬以外にも「花織」「浮織」「芭蕉布」などが
存在していたと文献に残されております。
その花織を現代に蘇らせ、「花織大島」と名付けられたのが本品。
丁度 琉球の「喜屋武八枚」のような
花織の地文様が光に艶めきます。
地色は薄藤濃淡のぼかしから
所作によりあやなされたリズミカルな
花織が浮沈みして。。
柔らかな色彩の移ろいが、ゆったりとした情感を醸し出す一品です。
まろやかに、優しく爽やかな色彩美。
海辺にゆるやかに吹く潮風を思わせるよう。
都会的な町並みにもしっくりと映える、洒落感たっぷりのお一つです。
平織のものよりもしなやかで伸縮性にも富み、
シワもよりにくく、大変着やすいお品です。
ご友人とのお出かけや観劇、お稽古などにはもちろんのこと、
ホテルなどでのお集まりにも知的な装いでお召し頂けます。
帯合わせも洒落袋帯から、染・織の名古屋と、
幅広くお楽しみいただける一品。
コーディネートの腕を存分に奮ってくださいませ。
お色柄、地風ともに大変素敵なお品です。
お手元でご愛用いただける一品となりましたら幸いでございます。