商品番号:1550223
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
由水一門として伝統をしっかりと受け継ぎながらも、
友禅作家になる前のグラフィックデザイナーという異色の経歴により、
独特の美しい感性を魅せる、鬼島武司氏の手掛けた特選訪問着をご紹介致します。
なんと今回のお品は大変希少な加賀刺繍を
加賀友禅の上から施したコラボ作品。
加賀繍の第一任者 伝統工芸士 葭ヶ浦悦子さんが
刺繡を手掛けた一枚。
京友禅のような華やかさも兼ね備えた逸品に仕上がりました。
なんとも優雅な印象でございます。
この機会を是非ともお見逃しのなきようにお願い致します。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ!
【 お色柄 】
肌の上をさらりと滑る、なめらかな薄手の上質の濱ちりめん地。
染め付きのよいその地を、
明るい青銅色に染め上げて。
意匠には宝尽くし模様を表現して。
その上には繊細な刺繡を施したこだわりの逸品。
【 加賀刺繍について 】
江戸時代、加賀友禅の加飾などに使われて発達した加賀刺繍。
明治以降は手内職として、洋風の飾り刺繍などとして存続しています。
加賀刺繍は、絹糸や金糸、銀糸を巧みに使って
立体感あふれる図柄を浮かび上がらせるのが特徴で、
繊細な技術を駆使しながらひと針ひと針丹精につくられております。
金沢には、藩政時代から培われてきた、伝統・文化・城下町風情が息づいています。
同時に、数多くの伝承を礎として、
わが国では京都に並ぶ伝統工芸王国であり、国内外からも大きな評価を得ています。
現在、石川の伝統的工芸品は、26業種とされていますが、
本来、人々の暮らしの中に密着し、日常生活で使用されてきたものであります。
そういった意味では、私達にとって当地の生活習慣や文化を感じることが出来る身近な存在と言えるものです。
起源は加賀地方への仏教の布教とともに
打敷等の仏具の加飾として京都から伝えられ江戸時代には"加賀繍""加賀繍箔"ともよばれ、
技法が加賀染の加飾の一部として定着し
陣羽織、火事装束、長刀、袋等にもつかわれ大いに発展しました。
ひと針ひと針精根込めて繍いあげられ、
繊細な美しさをもつ手刺繍として高級呉服はもとより、
衝立、几帳などインテリア部門にも進出しています。
【 葭ケ浦悦子(よしがうら えつこ)について 】
昭和27年、珠洲市生まれ。京都の歯科関係の専門学校を卒業後、
金沢の歯科医院に勤務。結婚を機に退職し、
昭和60年日本刺繍を始める。その後加賀繍を始める。
平成12年、加賀刺繍協同組合理事に就任。
平成13年伝統工芸士に認定される。
現在は創作活動をしながら、講師を務めるほか、
石川県で活躍する多ジャンルの作家たちのグループ「ざ・金澤」でも活躍。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
絹100%
たちきり身丈185cm 内巾37cm(裄70cm前後まで 肩巾袖巾35㎝)
経済大臣指定伝統的工芸品の証紙、加賀染振興協会の証紙がついております。
白生地には特選濱ちりめんを使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、入卒・七五三おつきそい、初釜、
パーティーなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。