商品番号:1548253
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
日本三大紬がひとつ、本場牛首紬。
そのなかでも大変珍しい改石牛首の地を用いた
特選九寸帯のご紹介です!
同じ牛首紬の織元である白山工房の生地に比べ、
加藤手織牛首つむぎの生地は生産数が少なく
昨今ではほとんど見かける機会がございません。
木版摺り友禅による、
センスあふれる一条が入荷しました!
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
改石謹製の牛首紬ならではの、独特の上質な節感が感じられる紬地。
節感豊かなその地を葡萄色に染め上げ、
お柄には摺り友禅ならではの味わい深いタッチで
鳳凰唐花の意匠が染め上げました。
【 加藤手織牛首つむぎ(旧:加藤機業場)について 】
1912年(明治45年)紬工房開設
牛首紬の織元
黄綬褒章受賞
石川県牛首紬生産振興協同組合と共に
牛首紬の品質保持、評価拡大のための
品質検査も行っている。
※2014年4月より保証書の表記を
加藤機業場から加藤手織牛首つむぎに変更。
※2020年2月1日以降、社名変更に伴い
加藤機業場の表記を加藤手織牛首つむぎに
順次変更
大東亜戦争中、生活必需物資統制令公布(1941年)による
規制と、食糧増産のため桑園は畑に転用を余儀なくされ、
養蚕の絶減によって牛首紬の原料となる原糸の製造は
絶たれ、特産物である牛首紬の生産は不可能となった。
戦後牛首紬の生産復興に努力していた最後の機業場であった
水上機業場も1950年廃業。
1955年には紬織を続ける者は、加藤手織牛首つむぎ
三代目当主であった加藤三治郎とその一家のみとなる。
三治郎はその家族と共に僅少の山桑による自家養蚕により
原糸を生産、家内生産によって伝統の技を保持し続けた。
三治郎の妻で牛首紬の伝統技術者・加藤志ゅんは
その労苦に対し1978年黄綬褒章を授与された。
【 加藤改石について 】
北國風雪賞受賞者
加藤手織牛首つむぎ代表
牛首紬技術保存会副会長
白山市白峰の県指定無形文化財である
牛首紬を白峰区で唯一継承する
『加藤手織牛首紬』の代表者で
手織の技法を守り伝えるとともに
牛首紬の再興に尽力した。
【 経歴 】
1921年 7月14日生まれ
小学校の頃から家業を手伝う
高等小学校卒業後 父三治郎と炭火焼きに従事
1942年 入営
満州各地を転戦
1947年 帰郷
帰郷後は炭火焼きに従事
1953年 山本製材所、桑島生コンに勤務
1977年 加藤手織牛首つむぎ代表
2000年 日本きもの文化賞受賞(一財法 民族衣装文化普及協会)
2008年 北国風雪賞受賞(北國新聞社)
2014年 蚕糸功労賞受賞(一財法 大日本蚕糸会)
2022年 6月10日死去 享年100歳
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100% 長さ3.6m(御仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
おすすめの帯芯:突起毛芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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