商品番号:1560539
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
人間国宝、故中村勇二郎氏の型によって創作された伊勢型江戸小紋。
機械では決して表現できない『手仕事』の極みをご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介させて頂きますのは、その名匠の彫り上げた型を用いまして、
特選の生地にて創作致しました逸品でございます。
シボ立ちを極力抑え、するんと滑らかな風合いに織り上げられたちりめん地。
キリリとシックな青藍色をベースに、
菊唐草の型を、ワントーン濃いお色で一面に染めあらわしました。
シックなお色使いの中にも、
小菊の女性らしさと、唐草の洒落感がしっかりと感じられる、
他とは違うセンスをまとっていただけることでしょう。
流行り廃りなく、ご年齢や帯合わせも問いませんし、
また、上質な一枚は、長くご愛用いただくのに最適の一枚といえましょう。
後世に伝えたい思い、後世に残したいその業。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いです。
どうか、この機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 中村勇二郎(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年・享年 】
1902年(明治35年) 9月20日生
1955年(昭和30年) 重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者に認定
1985年(昭和60年)10月20日没 享年83歳
伊勢型紙彫刻師。
手作りの彫刻刀3000本以上を用い、
数多くの型紙を残した。
父の中村兼松は型紙業を営む中村家の3代目。
小学校6年頃より父の手伝いを始め、高等科卒業後、
大正4年頃から他の弟子とともに父に伊勢型紙の
道具彫り技術を本格的に学ぶ。
1952年に文化財保護委員会より江戸小紋伊勢型紙
技術保存の指定を、1955年に他5名と共に
重要無形文化財伊勢型紙技術保持者として認定。
1963年には伊勢型紙伝承者養成事業の道具彫り
講師となる。
主な作品
「古代菊の図」(1980年)
「瑞雲祥鶴の図」「四君子の図」「壮龍の図」
【 経歴 】
1902年 三重県に生まれる
1915年 伊勢型紙の道具彫り技術を父に師事
1955年 重要無形文化財(伊勢型紙彫刻道具彫り)保持者に認定される
1970年 大阪万国博「県の日」に伊勢型紙の彫刻実演を披露
1972年 天皇陛下から勲五等瑞宝章を授与される
1973年 高松宮殿下に彫刻実演を披露 「菊水ノ図」を献上
1975年 皇太子・同妃殿下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇太子殿下に「瑞雲祥鶴ノ図」を献上
1976年 常陸宮殿下に「壮龍ノ図」を献上
1980年 宮殿下に「四君子ノ図」を献上
第31回全国植樹祭にて天皇・皇后両陛下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇陛下に「古代菊ノ図」を献上
三笠宮殿下に「双鶴ノ図」を献上
1981年 秩父宮妃殿下に「鶏鳴ノ図」を献上
1984年 高円宮殿下に「翔馬ノ図」を献上
1985年 三笠宮殿下に「卯ノ図」を献上
83歳で永眠
絹:表裏100% ※手縫い仕立て
八掛の色:黒色の暈し
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49.4cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 27cm(7寸1分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 茶席、コンサート・観劇、お食事、街着等
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。