商品番号:1560435
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
この風情、この質感…
モダンスタイルに、よきものをお探しの方に…
おしゃれ帯の名門・渡文のロングセラー!
50年近くにわたり、通の方に愛され、織継がれてきた
纐纈シリーズの両面袋帯を紹介させていただきます!
証紙ございませんが間違いございません。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 商品の状態 】
着用済みのお品として仕入れてまいりました
僅かに締め跡やたたみジワがございます。
また画像のような灰汁がございます。
(矢印の長さは1cmです)
リサイクル品ならではのお値打ち価格でお届けいたしますので、
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
渡文の纐纈(こうけつ)―
正倉院宝物の中でも最も優れているとされる裂地、纐纈(こうけち)。
布地の一部をつまみ、糸や緒で強く括ったり、巻き締めたり、あるいは
紋様の輪郭を縫い取り、糸を引き締めて染める絞り染で、インド、中央アジア、
中国へ伝わり、随、唐文化とともに、わが国に飛鳥、奈良時代に伝わったとされる
染めの技法でございます。
その纐纈の風合を織り(撚り糸の工夫でふくれおりを表し)と
染で表現した一品。
絹糸に強い撚りをかけ、『一本糊』という技法でその撚りが戻らぬよう
工夫した強撚糸をうまく織の技術とあわせ、自然なふくれ織の凹凸の風合い、
軽く、薄手で結びやすく、シワになりにくい地風に仕上げました。
さらりとした風合いに、ふくれ織特有の立体感が美しく映える帯地。
表面には、褐返色のゆらぎ間道を地に、オフホワイトに花葉色の暈し、
灰色の濃淡で花鳥市松を描き出した、気品あふれる意匠が染め上げられております。
そして、裏面に広がるのはまた趣を異にする世界。
黄唐茶・革色・江戸紫を巧みに染め分け、
流れるようなよろけ文様として表現された色彩の波が、
帯姿にしなやかな躍動を添えます。
異なる美を持つ二面を併せ持つ両面帯だからこそ、
装いに合わせて自在に雰囲気を変え、幅広いコーディネートをお楽しみいただけます。
大島紬や結城紬などの高級織物にはもちろん、
洒落感を意識した訪問着や上質な色無地に合わせても映える一本。
お出かけや観劇、改まったお席まで、
多彩なシーンでご活用いただけることでしょう。
匠の技から生まれた比類なき織り味と、洗練された独創的なデザイン。
その双方を兼ね備えた逸品を、この機会にぜひお手元でご堪能くださいませ。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ4.25m
西陣織工業組合証紙No37 渡文謹製
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 全年齢対象(※とくに制限なくお召しいただけます)
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、お稽古、お茶席など
◆あわせる着物 お洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。