商品番号:1560398
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
きもの通の方はご存知!
渡文の40年以上のロングセラー、
纐纈染め袋帯を紹介させていただきます。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
正倉院宝物の中でも最も優れているとされる裂地、
纐纈(こうけち)~布地の一部をつまみ、糸や緒で強く括ったり、巻き締めたり、
あるいは紋様の輪郭を縫い取り、糸を引き締めて染める絞り染で、
インド、中央アジア、中国へ伝わり、随、唐文化とともに、
わが国に飛鳥、奈良時代に伝わったとされる染めの技法~の風合を織り
(撚り糸の工夫でふくれおりを表し)と染で表現した全通の味わい豊かな表情の袋帯です。
その風合はしわになりにくく軽くしなやかで滑らず締めやすく、
全通ですのでお太鼓も出しやすく、きっと重宝していただけることと思います。
凹凸ある奥行ある帯地はあじわいある土色。
その絹にふっくらと浮かび上がる意匠は
異国情緒漂う森や城、そして狩りをする人々が浮かび上がります
遠めには無地、近づいて浮かび上がる
意匠の妙は、おしゃれ心を刺激する 素敵な仕上がりになっています。
おしゃれ訪問着や結城や大島などの高級織物、小紋などにぜひご検討下さい!
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
絹100% 長さ4.3m
渡文謹製
耳の縫製:袋縫い
※付属の紙にスコッチガード済の表示あり
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 茶席、カジュアルパーティー、お食事、コンサート・観劇、街着等
◆あわせる着物 おしゃれ訪問着、付下げ、色無地、お召 小紋
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。