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わたしを支える、波柄のきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.106

わたしを支える、波柄のきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.106

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波は安定して永遠に続くという、とても縁起のいい柄なんですね。でも、わたしはそれ以上に「幾波も越えて」という意味を持たせています。

昨年3月1日のコラムはこちら!

2025.03.01

エッセイ

和装ヘアのセット 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.93

わたしを支える、波柄のきもの2

波柄のきものは心強いパートナー

先日、仕事仲間のお祝いの会に出席しました。
この日のために誂えたのは、淡いグレーの地に糊糸目友禅で波が描かれた付下げです。

糊糸目友禅で波が描かれた付下げ

実は、同じような波柄を他にも二枚持っています。

淡い水色の地に白い波と水流が描かれた絽の付下げは、裾の部分に銀駒刺繍が施されていて、いかにも涼しげな顔をしています。

グレーの付下げ同様、派手ではありませんが、控えめで品がいいので、茶会にも大活躍しています。

絽の付下げと糊糸目友禅の訪問着

もう一枚は濃紺の地に、糊糸目友禅の白い波がたくさん描かれて、波の間に松皮菱が描かれている訪問着。

試着したときに感じた印象は、華やかというよりも「豊か」でした。あぁ、わたしは一生、このきものと一緒なんだ、と、まるで心強いパートナーを得たような気持ちになったことを思い出します。

わたしの寸法に合わせて、おはしょり部分の柄が裾の柄と繋がるように、波が描き足してある、わたしの一張羅。豪華なパーティーのときには必ず着たくなるきものです。

2025.07.06

エッセイ

気分を上げる、”ちょっとした〇〇” 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.81

わたしが波柄を着る理由

なぜこんなにも波ばかり?

海沿いで暮らしたこともありませんし、特別に海が好きというわけでもありません。

泳げないし、日焼けするし、砂浜を歩くとざりざりするし、海に入ったら肌がぺたぺたするのも苦手。海の近くで遊ぶよりも、離れたところから眺めていたい派です。

そんなわたしが、なぜ波の柄を好んで着るのかというと、波の持つ意味が好きだから、これに尽きます。

波に間断なし。寄せては返す波は、次々と生まれます。波は安定して永遠に続くという、とても縁起のいい柄なんですね。でも、わたしはそれ以上に「幾波も越えて」という意味を持たせています。

大波小波、たくさんの大変な思いを越えて迎えたお祝いの日に、おめでとうと言えるのって、とても幸せなことだと思うのです。

2026.01.12

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歌舞伎をより愉しむ“ちなみ柄”の極意 島田史子さん(後編) 【YouTube連動】「着物沼Interview」vol.10

2025.07.07

エッセイ

柄に込められた物語に思いをはせて 「歌舞伎へGO!大久保信子先生に聞く着物スタイル」vol.18

波柄のきものに決意を秘めて

茶会に着るときは、お稽古を重ねてきた大波小波。子どもの成長に関わるイベントのときは、子育ての大波小波。誰しもが、なにかしら波をかぶり、波を越え、生きています。

そしてそれはこれからも続いていく。波をきちんと受け入れて、上手に波を越えてやる。そんな決意も秘めつつの、波柄のきものなのです。

波仲間、募集中です。波柄のきものを着て、人生の波を越えませんか。

ITEM

記事に登場するアイテム

染塩沢地訪問着 絞り染「幻想波濤紋」

友禅たたき染訪問着-茶の葉染め—「波に桜」

【箔工藝作家 喜之助】 摺箔訪問着「波濤紋・古代紫」

【本場牛首紬】 製織:白山工房 友禅手織り紬「波濤」

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2025.07.05

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