商品番号:1560990
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
典雅な帯姿を演出するひと品。
貝紫で染め上げた緯糸を使った気品に満ちた一条。
ひと目で上質なものであることがお分かりになる素敵な作品。
大人の女性に相応しい美しい和姿をお楽しみいただけます。
お目に留まりましたら、どうぞご検討くださいませ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
締め跡やたたみジワがございます。
結んだ際に気になるような汚れはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
古代より受け継がれる 正倉院文様 の気品を今に映す、
格調高い袋帯でございます。
蜀江文を基調に、唐花や菊、楓、鳥、花菱や割付など、
多彩な意匠を道長取りに重ね合わせた華麗な構成。
幾何学的な文様美と自然のモチーフが調和し、
重厚でありながら流麗な華やぎを添えています。
さらに注目すべきは、随所に織り込まれた 貝紫。
古代ローマでも王侯貴族のみが許されたと伝わる高貴な紫は、
特殊な貝からわずかに採れる希少な染料であり、
1グラムを得るのに2000個もの貝を要します。
その奥深い色彩が、帯全体に格別の存在感と高雅な趣を与えております。
金銀糸のきらめきと、貝紫の深みある紫の競演は、
まさに正倉院の美を現代に蘇らせたかのよう。
訪問着や留袖、色無地に合わせれば、
慶事や式典の場にふさわしい威厳と華やぎを演出してくれることでしょう。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 金銀糸のぞく
長さ4.35m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、お食事会、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。