商品番号:1559493
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
淡く穏やかな彩りに込められた繊細なお柄が特徴の本塩沢を入荷致しました。
織の里の丁寧な仕事と、織り人たちのおだやかな心を感じていただきたく思います。
近年、製作数も少なくなっていると伺っております。
確かなシボ感を備えた本塩沢…
中でも特に着回しの効く良柄でございます。
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
生地の両端をアイボリー、中央を白でグラデーションのように変化させ
一面に細やかな亀甲絣を込めて、七宝や装飾菱を込めた間道柄を織り成しました。
よく見ると柄の一部の亀甲の中に赤い有色絣を加えており、
本塩沢の中でもこだわりが詰まった一枚は
手織独自の有機的な自然の風合いがぎゅっとこもったお品です。
袷はもちろん、単衣としてのお誂えに最適な風合いです。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
絹100%
長さ約12.6m 内巾36.5cm(裄丈69cmまで)
通産大臣指定伝統的工芸品の証紙、
塩沢織物工業協同組合の証紙が付いております。
◆最適な着用時期 9月~5月(袷の季節に) 秋単衣、夏前の単衣にオススメです。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる帯 洒落ものの袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※本塩沢は雨などの水分に対して非常にデリケートな生地ですので、
お仕立ての際には、撥水加工されることをお薦め致します。