商品番号:1556017
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
沖縄の陽光と風に育まれた織物の中でも
ひときわ涼を誘う「壁上布」。
夏の空気に似合うよう極細の糸を用い、
透け感と軽やかさを極限まで高めた逸品です。
肌にふれた瞬間に伝わる清涼感、さらりとした感触、
そして視線を引きつける絣の表情はまさに南の島の知恵と美の結晶。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
経糸を18算720羽と高密度に織り上げることで生まれる、
張りと通気性。
肌にまとわりつかない涼感が魅力の壁上布。
絹鼠色の地に、極細の縞模様を背景に、
ミダヌーに十字絣を織りなしました。
淡く揺らぐ滲みのような輪郭が、手仕事ならではの温かみを漂わせ、
光に透けることでさらに表情を変えていく、まさに“夏のきもの美”を体現したような織上がりです。
夏の装いに、さらりと風をまとうような心地よさと、
琉球織物の静かな迫力を添えて。
壁上布ならではの涼やかな個性が、見る人にも着る人にも心地よい記憶を残します。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
絹100%
長さ約12.5m 内巾38cm (最長裄丈約72cmまで 最長袖巾肩巾36cmまで)
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、芸術鑑賞、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。