【年に一度の本決算セール】 【本場与那国伝統織物　ドゥタティ】 高級手織り綿麻着尺 3年振りに見つけて参りました… 島の外に出回らない…探し求めた通の民芸品！

【　仕入れ担当　田渕より　】
小さな島で、脈々と織伝えられているのが与那国伝統織物。
その中でも特にご紹介の少ない…
ドゥタティを仕入れて参りました。

最後に未仕立て新品を見たのは約3年前。
何故それほども流通が少ないのか…

今日でも与那国の島内での消費が9割。
豊年祭や各行事になると島人は皆ドゥタティに身を包むとのこと。
産地での需要が常にあり、我々の元までは届かないのです。

リズミカルに配された細かな碁盤は、単純でありながら見飽きることのない美しさを生み出し、
手に取るとどこか土の香りを感じさせるようなぬくもりがあり、
派手さではなく実直さを魅力とする布。

全国の織物が集まる室町でも、滅多とお目にかかることはありません。
生産数も絶対的に少ないですし、一般市場に出回ることも難しい、
琉球織物の中でも大変な希少品です。

今回は懇意にしている問屋さんに数年がかりでお願いし、
やっとの思いでご紹介が叶ったお品です。
この機会をお見逃しなきよう、お願いいたします。


【　お色柄　】
今でいう「ギンガムチェック」のお柄。
実はこちら、与那国島では「ゴバンドゥタティ」と呼ばれる伝統的なお柄ゆき。

もともと与那国の方言でドゥーチ(四つ)とタティ(仕立て)で合わせてドゥタティとなりました。
4枚の布を合わせることからこの名前がきております。
本作も「青」「黒」「白」という配色の最も代表的なものとなります。
心地よいハリ感があり、さらりと肌に沿い涼やかな面持ちでございます。

南国だからこその涼感を、肌にそっと閉じ込めた希少な織物をお届けします。
次回のお約束はございませんので…
どうぞこの機会をお見逃しないようお願い致します。


【　ドゥタティについて　】
沖縄県の中で台湾に最も近い与那国島で織られており、
石垣島からは115km、台湾からは111kmと、晴れの日は台湾が見える日本最西端の地です。
その島で、およそ500年の間、織り継がれてきました。

与那国の織物が初めて文献に登場したのは、1479年の「李朝実録」。
その頃には、すでに苧麻で布を織り、藍染がされていたと記録されています。
時の流れと共に色々な技法を取り入れ、伝えられ現在の与那国織として発展してきました。

与那国織には、大きく分けて4つの織りがあります。
庶民の日常着だったドゥタティ（縞や格子柄の織物）、首里王府への貢納品として納められていた花織、そして細帯のカガンヌブー（ミンサー）、
旅の無事を祈って贈られたお守りシダディ（手ぬぐい）です。

人口1700人前後の与那国島。
その一部の人々によって伝え、守り続けられた織物は本当に希少なもの。
何度かご紹介したことのある花織に比べ、今回ご紹介のドゥタティは島の外に出回るものではございませんので（年間20反足らずとか）、
お探しの方も多くいらっしゃることと思います。

ドゥタティは「4（ドゥーチ）枚の身ごろで仕立てた着物」という意味の示すとおり、一反から2枚作ることができる日常のお着物。
必ず白…青…黒の三色使いで経縞、
もしくは格子縞を主模様とする先染め平織りの縞織物です。
現在でも島民は一人一枚は持っているといわれ、祭りや行事用に用いられております。

バイヤー
田渕 健太

080-1503-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。