【 バイヤーより 】
白大島紬と【城間栄順】琉球紅型九寸帯による
コーディネートセットのご紹介です。
今年、米寿を迎えた城間栄順氏。
圧倒的な魅力を放つ琉球紅型の逸品を大島紬と合わせて…
洗練されたお着物と美しい帯の贅沢なコーデです。
【 お着物お色柄 】
経緯絣にてすっきりとした柄を
織り上げた本場夏大島紬。
薄手でやわらかな地風のオフホワイト地をベースに、
青、淡水、露草の経緯絣による菱つなぎが一面に
織りだされております。
清雅な彩りでシンプルなお柄が織りだされており、
おでかけなどのシーンに最適ですし、しなやかな
裾さばきで着付けもしやすくカジュアルスタイルに
おすすめでございます。
【 帯お色柄 】
本場琉球紅型の特選九寸名古屋帯、
琉球紅型の作家として名高い【 城間栄順 】氏の
玉糸紬地に琉球らしいお柄をあしらった帯のご紹介です。
程よくハリがあり、おだやかな透け感のある薄手の
夏物の玉糸紬地を、濃い留紺に染めあげ、藍、
縹、墨黒、オフホワイトの独特な挿し色を用い、
花に琉球かすりの燕をモチーフにしたお柄を込めた
蜀江紋があしらわれております。
【 マルキについて 】
マルキとは大島紬に於いて、
経糸1240本に対しての絣糸の本数の単位。
(※1マルキは絣糸80本)
5マルキ…経糸の絣糸 464本
7マルキ…経糸の絣糸 576本
9マルキ…経糸の絣糸 768本
単純にマルキ数が多いほど、経糸の中の絣糸の本数が
多くなる=柄が細かくなる。
【 城間栄順(しろまえいじゅん)について 】
紅型三宗家城間家15代
日本工芸会正会員
城間びんがた工房代表
1934年沖縄県・那覇市生まれ。
琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家のひとつ、
城間家の15代目。戦後の混乱の中、紅型の復興に
尽力した城間栄喜の長男として生まれ、父より
城間家の伝統技術を継承。
魚や海、沖縄の大自然をモチーフにした
独自の世界観を織りなす作品をつくりだしている。
1934年 沖縄県首里市(現在・那覇市)に生れる
1959年 首里高等学校を卒業 家業の紅型に専念
1963年 沖縄美術展覧会(通称沖展)染織部門奨励賞受賞
1965年 沖展準会員に推挙
1966年 沖展準会員賞を受賞
【 琉球紅型について 】
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
【お着物】
表裏:絹100%
長さ:12.6m 内巾:36.5cm(裄69cm前後まで)
【帯】
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
こちらの帯は長尺ですので、仕立て上がりの長さを3.9mまでご指定いただけます。
※ご指定のない場合は弊社標準の約3.6m前後で仕立て上がります。
柄付け:六通柄 ※手先柄(果紋:はてもん)なし
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 6月から9月の単衣、盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ2,750円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て
「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)「左記以外の紬」+12,100円(税込)
長尺の帯ですので、長さをご指定下さい。
※ご指定のない場合は標準の長さで仕立て上がります。
★名古屋仕立て(税込9,350円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。