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柴又で矢切の渡しに乗船! 「都留詩織のきもので下町おでかけ帖」vol.4

柴又で矢切の渡しに乗船! 「都留詩織のきもので下町おでかけ帖」vol.4

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前回に引き続き、葛飾柴又編の到着です!TVCMやさまざまな広告にもひっぱりだこのモデル・都留詩織さんが、江戸時代初期から続く渡し船「矢切の渡し」に乗船。きもので船遊び?!ちょっとしたアドバイスもありますよ。装い紹介もお見逃しなく♪

柴又駅前

今回は『男はつらいよ』シリーズの舞台、葛飾区柴又でグルメを堪能します!気分はさながらあのマドンナ?!ナチュラル&リラックスな着物スタイルとともに、そのまま使える週末おでかけガイドとしてもお楽しみください♪

みなさんこんにちは!都留詩織です。

葛飾柴又編の続きの今回は…

細川たかしさんの歌で有名な「矢切の渡し」に乗船!

柴又のさらなる見どころをきものでレポートします。最後にこの日のコーデもご紹介しますよ〜!

きもので乗船!

今回のロケでとても楽しみにしていたのが、細川たかしさんの歌で有名な「矢切の渡し」。

柴又駅から徒歩15分ほど歩き、江戸川の河川敷に乗り場があります。

矢切の渡しは、葛飾区柴又と千葉県松戸市下矢切を結ぶ都内で唯一の渡し船。その歴史は古く、江戸時代初期には始まっていたのだとか。

乗船料は片道200円。柴又側へ戻る場合は往復分の400円を支払い乗船します。

乗船中1
川千家家の中

きものの時はいつも手ぬぐいをバッグに入れているのですが、それがここでも役に立ちました!

こんなふうに敷いてきものを汚れから守ったり、食事の時には帯や膝にかけたり。きものでもアクティブに楽しみたい私のちょっとした工夫です。

乗船中

船頭さんのキレの良い江戸弁の愉快なお話とともに、春の暖かい風に吹かれ、穏やかな川面を船が進んでいきます。

時々ひばりのさえずりが聞こえ、なんとも…のどか。河川敷の菜の花やスカイツリー、川鵜も見ることができましたよ!

川鵜

焼きたての煎餅をパクリ!

浅野屋煎餅店前1

「柴又帝釈天」こと帝釈天題経寺へ向かう参道で、レトロな瓶が並んだ煎餅屋さんを発見。

浅野屋煎餅店前2
浅野屋煎餅店前3

中をのぞくと、店員さんが一枚一枚、手焼きで煎餅を焼いていらっしゃいます。

焼いている煎餅

多い日には500~600枚を焼くのだとか。

焼きたての煎餅をいただく1

恥ずかしながら私は知らなかったのですが…

”煎餅”の材料は普段食べるご飯と同じ「うるち米」、「もち米」を使うのが”あられ”や”おかき”なのだそう。

焼きたての煎餅をいただきます。お醤油が香ばしく香り、ほっとした幸せな気持ちに。お土産も忘れずに購入してお店を後にしました。

焼きたての煎餅をいただく2
お土産の煎餅

この日のコーデをご紹介

全身コーディネート

以前に柴又に遊びに行った時、寅さんの初代マドンナ・光本幸子さんの「琉球絣のきものに日傘を持った写真」に目を奪われた私。

今回は寅さんの初期マドンナたちのきもの姿をイメージしたコーディネートに挑戦です。

帯周り

紫色の紬に、おばあちゃまのお下がりの茜染の帯。水色の帯揚げに若葉色の帯締めを合わせました。

帯後ろ

茜という植物の根で染める伝統的な茜染は、草木染めとは思えないほど発色が良く鮮やか。

それゆえにどんなコーディネートをすれば良いかわからず、何年も寝かせていました。帯締めをアクセントとばかりとらえて濃い色を選んでいたのです。

ところが水色の帯揚げに若葉色の帯締めと、帯と同じく明度の高い組み合わせを試してみたところ意外にもすんなりとなじみ目から鱗。

実はこの組み合わせを試したのは、着物スタイリスト・コバヤシクミさんの影響。ライターとして参加している『コバヤシクミのパーソナルスタイリング』で学んだテクニックです。

ヘアメイクは、寅さんのマドンナたちを意識してちょっとレトロな雰囲気に。

「髪のトップにボリュームを持たせる」のがレトロに仕上げるコツだそう。

ヘアメイク
バッグ

バッグはスクエアのかっちりとしたフォルムのカゴバッグを合わせました。

ナチュラルな目隠しの布が紬の雰囲気と調和するかなと思い選んだものですが、洋服でも大活躍しています。

さてさて柴又編第2回、いかがでしたか?

次回はきものを着替えて、近代和風建築とお庭が自慢の山本亭を訪れます!お楽しみに!

撮影協力/葛飾区観光フィルムコミッション
撮影/YUTAKA SATO
ヘアメイク/MIKU SHIGEYAMA

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