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葛飾柴又、マドンナ気分で♪ 「都留詩織のきもので下町おでかけ帖」vol.3

葛飾柴又、マドンナ気分で♪ 「都留詩織のきもので下町おでかけ帖」vol.3

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今回は『男はつらいよ』シリーズの舞台、葛飾区柴又でグルメを堪能します!気分はさながらあのマドンナ?!ナチュラル&リラックスな着物スタイルとともに、そのまま使える週末おでかけガイドとしてもお楽しみください♪

『男はつらいよ』の舞台、葛飾柴又へ!

みなさんこんにちは!都留詩織です。

今回は『男はつらいよ』の舞台、葛飾区柴又へやってきました!

気分はさながら…寅さんシリーズのマドンナたち?ちょっとレトロなヘアメイクときもの姿で、下町情緒あふれる柴又の町を散策します。

柴又駅前

東京メトロ千代田線北千住駅から、乗り換えを含めても約25分。都心部からも好アクセスな京成電鉄柴又駅からスタートです!

寅さん銅像前

京成電鉄のレトロな車両を降り駅前に出ると、『男はつらいよ』シリーズの主人公・フーテンの寅さんこと車寅次郎の銅像が迎えてくれました。

その先の、「柴又帝釈天」こと帝釈天題経寺へ向かうにぎやかな参道には、愛され続ける寅さんの足跡がそこかしこに見られ、訪れる人の目を楽しませています。

参道
参道2

創業250年『川千家』で川魚料理に舌鼓

柴又といえば、川魚料理。

柴又にはうなぎをはじめとした川魚を提供するお店が多数ありますが、そのなかでも安永7年創業から約250年、変わらぬ味を提供し親しまれている『川千家』にお邪魔しました。

川千家前

まずはやっぱり、うな重を注文。

うな重1

『川千家』のうな重は、柔らかな食感の関東風。

ふっくらと焼き上がった鰻に上品な甘みのたれが染み込み、ほろほろと口の中に香りが広がり、老舗のうなぎの品格が感じられます。

うな重2

そしてこちらは「柳川」。
江戸っ子に愛されてきたスタミナ食材、どじょうとごぼうを煮て卵でとじた料理です。

柳川

実は私、どじょうは初めて!

臭みや小骨が気になるのかと思いきや…
まったくそんなことはなく、ほかのどの魚ともちょっと違ったふわっとした食感と、甘じょっぱいしょうゆの味付けやごぼうとの相性の良さに驚きました。

柳川俯瞰

そして『川千家』でぜひ味わってほしいのが、お店自慢の鯉料理です。

文字通り、鯉をお湯で洗い氷水で冷やしてしめた「鯉あらい」は、酢味噌をつけていただきます。

鯉のあらい1
鯉のあらい2

こりっとしたユニークな食感。洗うことでくさみがなくなり、さっぱりとしたお味です。

同じく鯉料理の「鯉こく」。鯉の味噌汁ですが、なんと鱗ごと入っています!

鯉こく

鯉の鱗は茹でると柔らかくなり、食べられるようになるのだとか!

味噌の甘みが染み込んで、”ぷるん”とした鯉の身ののどごしも楽しいお味噌汁でした。

鯉こくを食べる
鯉こくを味わう2

中庭では桜が満開!

中庭の花吹雪2

川千屋には、鯉が泳ぐ見事な中庭があります。この日は桜が満開で、風が吹くとなんとも美しく花吹雪が舞っていました…!

中庭の鯉
中庭の花吹雪3

寅さんの実家「とらや」の草団子!

さてさて、ランチを堪能したばかりですが、柴又には味わうべきグルメがたくさん!

とらや

やってきたのは柴又名物・草団子のお店「とらや」。

おやっと思った方もいらっしゃるかもしれません。そう、ここは『男はつらいよ』シリーズで寅さんの実家として登場する草団子屋さんなのです!

草団子

明治20年に「柴又屋」として創業。昭和44年の第1作目の映画から4作目まで、実際に撮影で使われた場所なのだそう。

寅さんの写真

ずっしりと、こぼれ落ちそうなほどにあんこがのった草団子!

草団子を味わう1

もっちりとしたお団子の蓬の香りとともに、自家製あんこの控えめな甘味は子どもから大人まで、みんな大好きな味!長く愛される理由がわかりました。

さてさて、柴又グルメのおいしさ、楽しさは伝わりましたでしょうか?

次回は、細川たかしさんの歌で有名な「矢切の渡し」に乗船!!

きものでアクティブに楽しむ工夫や、この日のコーデも紹介しますのでお楽しみに!

寅さん像

撮影協力/葛飾区観光フィルムコミッション
撮影/YUTAKA SATO
ヘアメイク/MIKU SHIGEYAMA

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