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宮川町・とし夏菜さんが訪う、「カペラ京都」の魅惑的空間。 「令和の芸舞妓図鑑」特別編

宮川町・とし夏菜さんが訪う、「カペラ京都」の魅惑的空間。 「令和の芸舞妓図鑑」特別編

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五花街のひとつ宮川町を拠点に、芸舞妓さんたちの撮影をライフワークとする小見直人さん。最たる推しであるとし夏菜さんと共に、今年3月22日にオープンしたばかりの「カペラ京都」を訪れました。まずはフォトジェニックな館内の様子をお届けします。

2026.08.15

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花街・宮川町に開業!高級ホテル「カペラ京都」

シンガポール発のラグジュアリーホテル「カペラ京都」が日本初上陸の地に選んだのは、京都の花街・宮川町。

140年以上にわたって地域に親しまれてきた新道小学校跡地でした。

ホテル入口にて

選挙の投票場として足を運んでいた場所が生まれ変わったことについて、とし夏菜さんは

「小学校跡地がこんなふうになるなんて!外から見るより中が広くて、和洋折衷な空間づくりやインテリアが素晴らしいと思います。ここまでいろんなものを置いてはるホテル、おへんどすよね」

と、驚いたそう。

西に「三ツ輪座」、東に「カペラ京都」が向かい立つ新道通にて

西に「三ツ輪座」、東に「カペラ京都」が向かい立つ新道通にて

手掛けたのは、道を挟んで並び立つ宮川町歌舞練場「三ツ輪座」と同じく、世界的な建築家・隈研吾氏。“現代の町家”をコンセプトとし、歌舞練場とリンク性のある意匠にすることで花街という場所に自然と溶け込んでいます。

2025.10.22

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いよいよお披露目!宮川町新歌舞練場「三ツ輪座」解体新書

建物は4階建て、全89室。歌舞練場を臨む「プレミアシアタールーム」や正面に建仁寺や八坂の塔が広がる「祇園スイート」など、多彩な客室を誇ります。

また、館内の至るところに京都にゆかりある作家たちの作品などが展示されており、それらも見どころのひとつです。

入口にて

今回は、同じ宮川町内で活躍する芸妓・とし夏菜さんと一緒に、「カペラ京都」の魅力に迫ります。

2025.07.06

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藁や竹など、素朴なマテリアルが非日常を演出

館内を彩る100点以上のアート作品はどれも、アーティストと協働して一から創り上げたもの。様々な作家たちが「カペラ京都」のために生み出した一点もののオンパレードは、贅沢の極みです。

中でも圧倒的な存在感を放つのが、京都・花背を拠点に活動する造形作家・藤井桃子さんの縄を使った作品。

縄の作品前にて

とし夏菜さんがよく利用するのは、歌舞練場の向かいに出るこちらのエントランス

地域に伝わる藁細工や注連縄などの民俗的技法を学び、藁という素材がもつ循環性や祈りの意味を込め、外界と「カペラ京都」の結界ともいえる3つのエントランスに飾られています。

「をどりの本番中にパンを買いに来てました。クリームパンが美味しおす」

と、とし夏菜さん。

ロビーにて

藁は単なる素材ではなく、空間に息づく生命の象徴として、時間の流れや自然との調和を生み出す装置に

風に揺れる藁の束。それ自体が放つ自然な香りやそっと触れた際の温もりある質感が、空間の格調高さと融合することで、非日常への入口に静謐さをもたらしています。

ロビーにて

日本を代表するバンブーアーティスト・田辺竹雲斎氏は、竹工芸の名門・田辺家の四代目。彼の作品は、フィラデルフィア美術館・フランス国立ギメ美術館・メトロポリタン美術館などにも所蔵されている

こちらは、身の回りの道具に欠かせない素材である竹を使った、有機的で大規模な作品「循環」です。

真竹と黒竹を用いて編み込まれた竹のエネルギー循環を表現しています。白い竹は未来を、黒い竹は積み重ねてきた過去を表しているそう。

リビングルームにて

とし夏菜さんの背後、リビングルームの壁にも印象的な作品が飾られている

リビングルームの空間に彩りを添える壁掛けの作品を手掛けたのは、ロンドンを中心に活動するチリ出身のコンテンポラリー・アーティスト、Catalina Swinburnさん。

書物『日本花街史』を素材とし、幾つものページを織り重ねて加工を施して、土地の文化的記録を作品として昇華したインスタレーションです。

「近くで見たら、『先斗町』って文字がありました!」

と、とし夏菜さんも興味津々でした。

黒紋付で舞うひととき、その場を魅了する美の極み

リビングルーム前にはお座敷を思わせる小さな舞台が設えられていて、毎日宮川町の舞妓さんの舞を間近で観ることができるのも、同ホテルの価値ある文化体験のひとつ。

お座敷にて

金屏風の前にとし夏菜さんがすっと座るだけで、その場が一幅の絵画のように

せっかくなので、ひと舞い。

毎度のことながら汗だくになりつつ小見さんがシャッターを切る間も、ホテルの宿泊客らがその美しさに足を止めます。ですが、不躾にカメラを向けることはなく、小声でスタッフに「写真を撮ってもいいか?」と問う気遣い――さすがです。

お座敷にて

「お客様もホテルスタッフさんも、うちらの世界を大事にしてくれはります。プライバシーにも気を遣てくれはりますし、ほんまによぉしてもろてます。感度の高い海外のお客さまが多いラグジュアリーホテルが町に来てくれはったことは嬉しおす。

ホテルが建つらしいと聞いたときはちょっと心配どしたけど、『カペラ京都』さんやって判ったときは、安心しました」

と、とし夏菜さん。

お座敷にて

ここで、この日のとし夏菜さんの装いにも注目です。

縁起のいい宝物を集めた「宝尽くし」――それ自体は珍しい文様ではありませんが、これはなかなか攻めた柄行で、撮影クルーの目も釘付け。

着姿

「ちょっと面白いデザインですよね(笑)」

と、とし夏菜さんも満足そうでした。

後ろ姿

上品かつ華やかな金糸の帯には、長寿吉兆の象徴とされる亀甲文様。帯締めの濃い紫が印象的な差し色になっています。

扇子入れ

扇子は衣裳や舞の演目によっても変えるため、いつも複数本を持ち歩くというとし夏菜さん。この日のケースの中身はこんな感じ

見どころ多数! 泊まらず愉しめるカペラの魅力

アイコニックなスペースは他にもたくさんあります。

とくに、中庭に面した大きな窓には、歌舞練場の意匠から着想を得たという唐破風の屋根が!

唐破風の下で

その奥には、枝垂桜と紅葉が植えられており、季節ごとに違った景色を愉しむことができます。

館内で最もインパクトがあるのは、こちらの滝。

滝の前で

奥の壁に掛けられているのは、黒谷和紙漉士・ハタノワタル氏の立体感ある作品。和紙を貼り重ねる技法で、京都の自然がおおらかな色彩で表現されている

「お座敷に呼ばれると必ずこの滝を目にするんどすけど、最初に見たときは、ほんまに驚きました。ホテルの地下に滝があるなんて想像もしてへんかったんで……。面白いことしはるなぁって」

また、館内には個性豊かな3つのレストランがあり、宿泊客でなくても利用可能です。京都の伝統と四季の恵みに着想を得た、それぞれに異なる美食体験を得ることができます。

バー

カウンターを支える木材や吊るされた照明が、新道小学校の面影を伝える

中でも、バーを主体とするダイニング「宵」は、かつての学校建築を活かした趣深い空間が魅力。

ダイニング)フレンチブラッスリー「ランテーヌ」は、旬の食材を活かしたフレンチがいただける

「SoNoMa」は、カルフォルニア州ソノマを拠点とするミシュラン三つ星レストラン「SingleThread(シングルスレッド)」とコラボしたシグネチャーレストラン。京都産はもちろん、北カリフォルニア由来の食材を取り入れた季節感あるコース料理がいただける

「オープンしてすぐに、屋形のみんなでランチに寄せてもらいました。美味しくて楽しいひとときどした。歌舞練場のすぐ目の前にこんな素敵なレストランができて、ほんまに嬉しおす」

と、とし夏菜さんも絶賛するレストランへ、ぜひ一度足を運んでみては?

廊下にて

続編では、「カペラ京都」総支配人のジョン・ブランコ氏ととし夏菜さんの対談風景をお届けします。

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