商品番号:1561320
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
悠久の時を超えて受け継がれてきた、科布。
縄文時代から続く原始布として知られ、
自然と人との営みが織り込まれたその布は、今なお「幻の布」と呼ばれるほど希少です。
限られた産地と職人により伝えられるこの布は、単なる帯の域を超え、
大自然の力と古代の知恵を纏う芸術品といえるでしょう。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとした素朴な手触り、自然な色合い。
大変軽くて通気性に優れ、水に強く、陽射しによる変色の心配もございません。
使い込むほどに木肌の艶がでてまいります。
自然のままの、木肌の風合いをそのまま映したかのような素朴な色合い。
太さの異なる糸の表情に加え、お太鼓に大胆に織り込まれた透かし模様がリズムを奏で、
風をはらむと軽やかな揺らぎを生みます。
自然の呼吸を思わせる規則と不規則の調和が感じられ、
夏の装いに清涼感を添えるとともに、唯一無二の存在感を放ちます。
科布の帯を締めることは、古代から続く命の営みを現代に呼び覚ますこと。
自然のままの色と質感は、装いに奥行きを与え、夏の着姿を凛と際立たせます。
【 科布について 】
「シナノキ」や「オオボダイジュ」の
樹皮からつくられる日本最古の織物のひとつ。
葛布・芭蕉布と並ぶ日本三大古代布。
樹皮から採れる靭皮繊維をはぎ、灰汁で煮て薄く裂き、
出来上がった糸を織り上げる。
茶褐色をしていて粗剛で織り目はあらく野趣に富み、
通気性がよく、軽く、水濡れにも強く、使いつづけるほどに
味わいが増す。
現在は新潟県や山形県の一部地域のみで生産されている。
科100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、行楽、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 織の着物、小紋など