商品番号:1561141
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
由水十久氏による代表的な童児の作品集を、
一条に織りあらわして…
美しいキモノ掲載などでおなじみの最高級ブランド、
長嶋成織物が一条の帯へと織り上げた至高の逸品をご紹介致します。
たれ先に楚々と小さく織りあらわされた十久氏の署名、落款が、
お召しいただく方が本当の主役であるということを優しく伝えてくれる、
心の安らぐお品でもあります。
この機会をお見逃しございませんように、よろしくお願いいたします。
【商品の状態】
未着用新古品として
仕入れましたので
新品同様の美品としてお届けできます
【 お色柄 】
しなやかでなめらか、
しっとりとしたその手触りは明らかに他の帯と一線を画す上質をみせております。
シックな白グレーの帯地には細やかに織り上げられたト音記号や休符、
さまざまな音符などが一面にちりばめられており、
光に照らされたときにはじめて浮かびあがり、
所作にあわせて はっと息を呑むような美しさを感じさせてくれます。
お太鼓に織りなされたのは、幼少の頃より天才少年と称えられ、
現在もなおその音楽が世界中の人々に広く愛されつづけている
モーツァルトの姿でございます。
優雅にチェロを奏でる少年モーツァルトの姿を描いた、
由水十久氏の独特の意匠を見事なまでに織りあらわしております。
毛髪の流れまで描ききる繊細な画風や、
ひと目でわかる個性的な表情を素晴らしいほどに
再現したまさに逸品といえる仕上がりでございます。
また両面をお使いいただけるように工夫がされており、裏側は、同じくなめらかな上質の白地に、
すっきりとした縞をあらわし、彩り豊かな音符たちがお太鼓部分にあらわされました。
このこだわり、このバランス。
研ぎ澄まされた空間性を感じさせて…
自信を持ってお勧めいたします。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 長嶋成織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.114
1948年(昭和23年)創業
「ながしま帯」のブランドを有する京都・西陣屈指の
高級帯を製織する織元。
戦前より袱紗制作を生業としていたが、
1948年に長嶋成介が帯地製造を開始。
1975年に看板品とも言える、蒔絵技法の瀞金を
モチーフにした瀞金錦を開発。
瀞金箔、瀞本金箔、瀞銀、瀞銀錦、泥銀などの
商標登録および、織物の織幅調整方法の
特許を得ている。
精緻な織柄や繊細な色合いを出すため、
工房には2万5千色以上もの糸を保有しており、
イメージに合う糸がなければ新しい糸を追加する
徹底したものづくりの姿勢をつらぬいている。
【 沿革 】
1948年 創業 長嶋成介により帯地製造
1965年 帯地に於ける900ジャガード導入の先駆をなす
1966年 若松華瑶を旗頭とする願原荘の文様を手がける
1967年 重厚華麗な能衣、桃山調の製織に力を注ぐ
1975年 漆芸における蒔絵の技法より「瀞金」(どろきん)を開発
1976年 引箔に「瀞金箔」をもちいる
1984年 「瀞金箔」「瀞本金箔」が商標登録される
1985年 「瀞金」「泥金」が商標登録される
1986年 「瀞金錦」「瀞銀箔」「瀞本銀箔」が商標登録される
1987年 「瀞銀」「瀞銀錦」「泥銀」「天目箔」が商標登録される
1988年 「本金錦」が商標登録される
1989年 織物の織幅調整方法及びその装置と扇骨状筬で特許取得
1990年 「日本の名品」シリーズに着手
1994年 「ながしま帯」「長嶋成織物」が商標登録される
1995年 多丁杼力織機による縫取紋様における
色糸使用量の測定方法で特許取得
1996年 きもの事業部を発足し「瀞金友禅」「ながしま友禅」を開発
1997年 「翔鳳錦」が商標登録される
絹100%
長さ約4.48m
耳の縫製:かがり縫い
表 お太鼓柄
裏 全通
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。