商品番号:1560718
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
涼やかな着心地を叶えつつ格式を備え、
晴れの場や改まった席にも十分相応しい存在感。
白生地からこだわりの単衣仕立て訪問着のご紹介です。
生地には今はなき名門、染の北川さんが生みだした
CHULTHAI No.6(ジュンタイナンバーシックス)を用いた特選品。
深みのある地色に描き出された繊細な情景は、
伝統美と叙情性を帯び、纏う人の佇まいに気品を添えます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
細やかな紗綾形の地紋が織りなされた紋意匠。
白色と濃紫色で暈し染めたその地には、
松や梅、萩などに囲まれた茶屋辻模様が染めなされました。
建物の直線的な構図と、花々や雲取りの柔らかな曲線が絶妙な対比を見せ、
絵巻物をそのまま映したかのような華麗な仕上がり。
纏えばまるで雅な絵巻物の一場面に身を置くような特別な気分へと誘います。
古典美を愛しつつ、季節の装いを大切にする方に、
末永く寄り添う一枚となることでしょう。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
仕付け糸もついたままの美品でお手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
白生地には、CHULTHAINo.6を使用しております。
身丈(背より) | 167cm (適応身長172cm~162cm) (4尺4寸1分) |
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裄丈 | 69cm(1尺8寸2分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、お食事会、音楽鑑賞、観劇、芸術鑑賞など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。