商品番号:1559155
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
きちんとした京友禅の製作においてここまで凝ったお品、
本当にお目にかかれなくなりました。
中でも今作は、紋織紬地を染めた生地を
昨今着用時期の長くなっている単衣で仕立てられていますので
きっと重宝頂けることでしょう。
今回、お仕立て上がりならではのお値打ち価格でご紹介致します!
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
ひとつずつ丁寧に染め上げたお品でございます。
豊かな仕上がりを、どうぞじっくりとご堪能くださいませ!
【色・柄】
絹地に用いたのは、そっと縞の地紋が浮かぶ紋織紬地です。
夏物ほどの透け感はございませんが、肌触りも軽く
単衣の季節には最適な風合いです。
地色はナチュラルな生成り色とごく淡い水色を基調として、
一面に横段状で彩りが移り変わるようぼかし染めて。
そこへ墨色のみで「ボタニカル」柄を染め表しました。
そのかすれるようなタッチ…
一面に埋め尽くすデザインの奥行き。
細部に渡り、思わず目を奪われてしまう繊細さを兼ね備えた一枚です。
見るものの心を奪うおきものとは、
きっとこのようなおきもののことをいうのでしょう。
一目でその上質さを感じていただけることと思います。
大人の気品にモダンな趣味性をそえて…
京の匠が創作した逸品小紋を、どうぞ末永く、
お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
居敷当て無し、背伏せ付き
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月・9月(単衣の装いに)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着湯年齢は問いません。
◆着用シーン お出かけ、お食事、街着、ショッピングなど。
◆あわせる帯 洒落ものの袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。