商品番号:1556728
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
数々の皇室関係への御衣裳を献上されている
【 藤井寛 】氏による特選訪問着のご紹介でございます。
一目でわかる藤井寛氏の代表的な柄行。
そのやわらかな彩り、しっとりとした紋綸子の華やぎ、
古典を知り尽くした匠の結晶のような作品でございます。
結婚式やパーティーなどを始めとする
フォーマルのお席に、ぜひお召しいただきたい一条!
今回は西陣の名門、加納幸の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
ぜひごゆっくりとご覧くださいませ。
【 お色柄 】
[着物]
紗綾形と花の地紋を込めた絹地は、淡い赤香色に染めて。
さらりとした質感に、しなやかでふっくらとした風合いの特選絹地です。
藤井寛氏の作品といいますと、「雲取り」や「山取り」が代表的。
まさにこれぞという作風の、穏やかで淡い彩りが大変魅力的な一枚でございます。
本作品も、氏の代表的な雲取を背景にして、
宝相華紋を染めあしらいました。
純古典の格調高い面持ち。
優しい彩りでそっと重なり合い、品の良い華やぎを演出いたします。
上前には細やかな金駒刺繍を施し、
艷やかに女性の品格を感じさせる仕上がりです。
[帯]
光沢の美しい、しなやかな焦茶色の帯地。
お手に持っていただければ、
おのずと締め心地の良さを感じていただけることでしょう。
その地には葡萄唐草模様を表現しました。
幻想的な空間美。
シンプルに見えつつも、全てが計算され尽くした、
大変に完成度の高いお品です。
さり気なく品格を感じさせるその技術は流石の名門、「加納幸」。
かもし出される風格は、まさに絶品と言えましょう。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 藤井寛について 】
皇室献上友禅作家
【 所属 】
京友禅協同組合連合会
京都工芸染匠協同組合
京都手描き友禅協同組合
京都伝統の技と心を受け継ぎ、さらには
皇室へ度重なる献上の栄誉を授かる京都の匠。
熟練の技を必要とする挿し友禅を極め、
独自の創作世界を築く。
中学卒業から家業を手伝い、大学卒業後は
下絵師であった父に師事。
中小企業の経営学や油絵を学んでおり
家業とは別の道も考えていたが、着物職人の
地位向上を図りたいという想いで家業を承継。
「雲取り」や「山取り」が代表的なお柄。
【 経歴 】
1935年 下絵師・藤井桃陰の長男として生まれる
1956年 藤井画房設当初はお誂えの受注制作
1959年 同志社大学経済学部卒業
後、父桃陰に師事する
1960年 「藤井画房」を「富宏染工」に改名
1972年 富宏染工株式会社設立 同時に工房を設立
2020年 藤井友子が代表取締役に就任
藤井寛は会長へ
■代表作
皇后陛下 御訪問着(瑞雲重ね)制作従事
紀宮様 御振袖(雲取典麗彩重ね)制作従事
秋篠宮妃殿下 振袖(山取松藤慶長文様)制作従事
皇太子妃殿下 御振袖(王朝典雅扇)制作従事
高円宮承子様 御振袖(松皮取慶長宝尽)
高円宮絢子様 御振袖(琳派流水取四季草花)
眞子内親王 御振袖(慶祥雲重)
伝統的工芸品産業功労者褒賞
経済産業省製造産業局長賞
日蓮宗法音寺京都別院・法輪時本堂の格天井の制作に従事
[着物]
絹100%
たち切り身丈184cm 内巾38cm (最大裄丈72cm)
白生地には丹後ちりめん地を使用しております。
[帯]
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
加納幸織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、 ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。