商品番号:1555705
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
陽ざしが肌に届くよりも早く、
空気がその季節を知らせてくれる南風原の夏。
亜熱帯の風土に根ざし、太陽のもとで育まれた、
夏の装いにふさわしく誂えられた薄衣の花織。
肌を離れて風を誘い、視線に触れて涼を呼ぶ、
沖縄ならではの美意識が息づいています。
伝統に根ざしながらも、都市の日常にも溶け込む洗練。
軽やかで、涼やかで、それでいて凛とした一着をお探しの方へ…
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
涼風通す、シャリ感たっぷりの地風。
地色は落ち着きある墨色をベースとして、
繊細なヤシラミ格子を織りなして。
その格子の中に浮かび上がる浮織。
さりげなく施されたこの織変化は、単なる幾何ではなく、土地に根ざした意匠の中に柔らかさをも宿します。
光の加減で表情を変える紗のような透け感と、南風原花織ならではの立体的な織組織。
その双方が織りなすのは、静かで涼やかな存在感。
日差しを味方に、風とともに着る夏の一枚。
沖縄の伝統に、今を生きる美意識を重ねて…
心地よい緊張感と、涼やかな余白をまとう贅沢を…ぜひお確かめ下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き、ガード加工済み
身丈(背より) | 167cm (適応身長172cm~162cm) (4尺4寸1分) |
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裄丈 | 71.5cm(1尺8寸9分) |
袖巾 | 36cm(0尺9寸5分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。