きもの通の方はきっとご存地の織りの名門、
渡文の40年以上のロングセラー、『渡文の纐纈』の袋帯のご紹介です。
【仕入れ担当 吉岡より】
洋の雰囲気も備えた洒落たデザインと、
その印象的な彩りに惹かれて仕入れて参りました!
渡文さんの作品の中でも、紛れもないハイクラス。
「纐纈」のお品です。
構図・色彩・お柄。
随所に高いデザイン性が感じられ、ハイセンスな帯姿をお楽しみいただけます。
巧みな織の表現で研ぎ澄まされた空間性が感じられるひと品です。
カジュアルな訪問着から色無地、付け下げ等、
幅広くお使いいただけますし、特に大島や結城などの
上質な織りのお着物を格高くグレードアップするには最適なひと品かと存じます。
名門のこだわりの一条を是非お手元でご堪能くださいませ。
どうぞお見逃しのないよう、お願いいたします。
【色・柄】
穏やかな飴色を基調とした帯地。
その地に表されたのは、洋の雰囲気も備えた「更紗横段」柄。
実に細やかな染め加工にて表現しております。
全体に統一感のある彩りで、
独特の奥深さを感じる面持ちに仕上げております。
ふくれ織の立体感と、繊細な染めによる趣深い表情が特徴です。
もう一方の面には、まだら模様が浮かぶ帯地に揺らぐ間道柄を加え
両面お使い頂ける洒落袋帯です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
たれ先文字確認のため、たれの一部を解いております。
ご注文を頂きました際は、縫製を致しますので、10日程度頂戴します。
何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
【渡文の纐纈について】
正倉院宝物の中でも最も優れているとされる裂地、纐纈(こうけつ)。
~布地の一部をつまみ、糸や緒で強く括ったり、巻き締めたり、あるいは紋様の輪郭を縫い取り、
糸を引き締めて染める絞り染で、インド、中央アジア、中国へ伝わり、随、唐文化とともに、
わが国に飛鳥、奈良時代に伝わったとされる染めの技法~
この風合いを織り(撚り糸の工夫でふくれおりを表し)と染で表現した
全通の味わい豊かな表情の袋帯です。
その風合いはしわになりにくく軽くしなやかで、滑らず締めやすく、
全通総柄ですのでお太鼓も出しやすく、きっと重宝していただけることと思います。
絹100% 長さ約4.35m
◇全通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 お洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。