【 仕入れ担当 中村より 】
最高峰のブランド、都喜エ門の本場大島紬アンサンブルをご紹介致します!
それもよくおみかけする亀甲柄ではなく…
独特の風雅なムードある『西郷柄』の男物アンサンブル、
お値打ちに入荷しました!
もちろんのこと、女性用にしてもかなりステキ!
(古風なアンサンブルに…)
(お友達と半分ずつ分けていただいても!)
現在では本当に織り上げがなくなっているお品ですから、
おのずとお値段も上がってしまいますが、
それでも、一般にはほとんど出回っていないような作品です。
大島紬専門問屋さんに聞いたところ、
産地ではほとんど0に近いとか…
どうぞこの機会をお見逃しなきようにお願いいたします!!
【 色柄 】
西郷(さいごう)柄
格子の中にさらに細かな絣柄が入る、緻密で複雑な「西郷柄」。
分業体制で作る大島紬の製作工程のすべてに最高の技術力が必要とされます。
この図案は、薩摩藩支配時代にはすでに生まれていたと言われ、
明治時代の半ばに締機が導入されてからは更に細かい絣技術が生み出されました。
大正5年頃、『技術的にも品質的にもすばらしい』ことにちなんで
維新の三傑の一人・西郷隆盛の名前を冠すようになったとのこと。
西郷隆盛と奄美大島との縁は、
1858年に始まった「安政の大獄」で西郷が薩摩藩を追われ、
錦江湾で入水自殺し助けられ、奄美大島に謫居させられた時からです。
西郷はその後、龍家の愛加那という大島紬を織る美しい島娘と結ばれ、
一男一女をもうけ、またその人柄から島民の力にもなりました。
西郷の名は…
【男性物の最高技術の結晶】と言われる大島紬に脈々と生き続けているのです。
キリリとシックな黒色地に、青と水色の絣糸で織り上げられる細緻な西郷柄。
一糸一糸、丁寧に経緯絣を合わせていく…
手仕事で仕上げられた、紬の最高級品。
何十年・何百年と織り継がれていく伝統的な紬。
その技術の確かさや着心地の良さをお楽しみいただける事と思います。
【 藤絹織物について 】
1929年藤都喜ヱ門により創業
(1952年に設立)
家内工業であった大島紬を産業化へと
進めてきたパイオニア。
「紬一つをわが命とぞする」を人生哲学として、
七十有余年を大島紬と共に歩んだ都喜ヱ門が開発した、
本場大島紬の伝統技法をベースとした新しい図柄、
絣や染色技法を用い、都喜ヱ門亡き後も時代を
先取りする作品を創り続けている。
【藤都喜ヱ門について】
本名:藤都喜七
藤絹織物の創業者
藤絹織物を設立し、色大島、白大島、さらに
独特の美術大島を開発し1973年に
「都喜ヱ門ブランド」を誕生させた。
大島紬の振興に生涯をささげた功績で
1997年に南日本文化賞受賞。
1999年1月、惜しまれつつも88歳の生涯を閉じる。
絹100%
長さ約23m 内巾約38cm(最大裄丈約72cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯など
お仕立て料金はこちら
[ 着物 ]
地入れ6,050円+胴裏(金巾)13,200円+袖口布1,980円+海外手縫い仕立て(羽織込み)60,500円(全て税込)
[ 羽織 ]
額裏11,000円~(税込) (羽織紐は別途)
※国内手縫い仕立て +22,000円(大島、結城の場合+36,300円)(税込)