商品番号 1463945

“SALE本日正午迄!” 【お盆特選セール】 ”Web限定販売!” 【宮古上布】 特選手績み芋麻手織り上布 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「唐草菱文」 憧れの極上上布。 一面の絣に思わずため息… 身丈157.5 裄68

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
究極の憧れ、宮古上布。
近年では糸を作る人が減ってしまい。
問屋を周っておりましても、近年はるかに金額が上がってしまい。
新品のご紹介が難しくなってきております。

そんな年々その希少性が高まりつつあるお品と、
貴重なご縁がございました。
絣のものになるとめったとご紹介がかなわない至極のお一品。

ひんやりと肌触り冷ややか極上上布を…
ぜひともお見逃しなきようにお願いいたします。


【お色柄】
宮古上布に触れたことのある方でしたら、ご存知のことと思います。
「カーボン紙のような」とよく形容されるように、
薄く薄くハリがあり、そしてこの独特の蝋引きの光沢感…

手績み苧麻糸を100%用い、丁寧に丁寧に、心を込めて。
宮古上布らしい実に深みある黒味がかった藍色に…
細かな絣合わせにて、蚊絣を背景に唐花や麻の葉を込めた菱模様があらわされております。

 草から績まれた一本の糸が人の手と手をつなぎ、
 心と心を織り成してうまれた布。
 芋麻の栽培、糸績み、織り、砧打ち、悠久の時をこえた伝承のいとなみ。
 草木に染まり、風をはらみ、光を宿す大地の布だ。

母から娘へ、そしてその子に…
伝承の織りを引き継いでゆくという、単なる衣装を超えた、文化の世界。
逸品と称される他の産地の紬と同じように、宮古上布もまた、三代物。
およそ300年前、旧藩時代の上布が現在も保存されているほどです。

貢納布としての厳しい歴史、生業としての宮古上布づくりの難しさ。
職人の高齢化によって、年々「幻」となっていくその織り技。
心を込めて創作されたものであることを…
豊かな心に、感じとっていただければと願っております。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたがおおむね良好です。
苧麻を使用しておりますので、
若干の糸切れなどで糸が出ております。
畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。


【宮古上布について】
400年前、琉球王朝から功績を認められて栄進した夫のために妻が上布を織り、
お礼の意味で王に献上したのが、宮古上布の始まりとされております。
格調高い品位にあふれ、昭和53年には国の重要無形文化財の指定を受けています。

宮古には、「宮古織り」「宮古麻織」「宮古苧麻布」「宮古上布」があります。
生地端に名前が織り込まれますが、それぞれ素材が異なってまいります。

 「宮古織り」 → 経糸:木綿 緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古麻織」 → 経・緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古苧麻布」 → 経糸:ラミー 緯糸:手績み苧麻糸(ブー)
 「宮古上布」 → 経・緯糸:手績み苧麻糸(ブー)100%

 ※ラミー=機械で紡績した麻糸


宮古上布は、まず糸づくりからその製作工程がはじまります。
大事に育てた苧麻の繊維を指や爪を使って細く裂き…
それを指で丁寧に撚り、紡いで糸にしていきます。
その糸は、織りあがりの図案にそって絣括りされ、天然染料によって染色。
そしていよいよ、根気強く手織りされるのです。

そうして布となった宮古上布の最後の工程は、糊付けと砧打ちです。
この仕上げの加工を「洗濯」と言い、洗濯された宮古上布の生地は、
糸ムラがなくなり、蝋引きしたような艶としなやかさが生み出されます。

砧打ちをして光沢を出し、親子三代物と言われるほど、丈夫で長持ちする。
原料の麻の生産から最後の工程まで、全てが手作業で行われます。
一点に相当な時間を要するのも、おのずとお分かりいただけましょう。

織り手や苧麻績み者の高齢化、原料である苧麻(ブー)が足りないこと、
また高度な技術を習得するのに長い年月がかかり、
若い技術者が育ちにくいということなどから、創作数は激減しております。


【 Web限定販売品について 】
Web限定のお値打ち価格にてご紹介いたします。
本品はご注文をいただいてから、お取り寄せいたします。
(お取り寄せに約1週間ほどかかる場合がございます。)
また、実店舗・展示会にてご覧いただくことは出来かねます。
予めご了承くださいませ。

商品詳細

- 素材・サイズ

表:経緯手績み芋麻 衿裏:麻 (縫製:手縫い)
背より身丈157.5cm(適応身長152.5cm~162.5cm) (4尺 1寸 5分)
裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 0分)
前巾24.5cm (6寸 4分) 後巾30.5cm (8寸 0分)
※居敷当無し、背伏せ付き、衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。

【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など

◆合わせる帯 芭蕉布、上布、染め帯、博多帯、紬帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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