【仕入れ担当 田渕より】
まさに、絶品。
西陣の超逸品もんやさん「泰生織物」より、夏の傑作袋帯をご紹介いたします。
数あるお品ではございませんので参考上代は正確には分かりませんでしたが、
展示会販売などでは、60~70万円前後の価格がつけられておりましてもおかしくはございません。
今となっては本当に数少ない、希少な特選西陣の夏袋帯。
毎年この季節がやってくる度にその良さを実感し、
また次世代へ受け継いでゆくお品として、大切にお役立ていただきたく思います。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【お色柄】
優しい白生成り色を基調とした透け感のある創作の帯地。
意匠には花籠を織り上げました。
紺色、水色、薄緑色など落ち着いた配色で。
内にはまるで斜陽のようなラインが表されました。
【泰生織物について】
皆様ご存知、西陣証紙No.8の泰生織物。
その証紙ナンバーが証明するとおり、西陣でも老舗中の老舗。
現在では50番代までの機屋は十数件しか残っていない事実からも、
西陣の機屋中でも特に信頼が大きいことを物語っています。
泰生織物のこだわりは「質」にあります。
呉服全盛期の大量生産の時代や昨今のコストダウンの流れがある中でも、
泰生織物では頑なに「質」を守り続けてきたそうです。
自然の生み出した最高の素材、感性豊かな意匠、西陣伝統の至高の技術力が合わさり、
そして初めて泰生織物の帯が創作されているのです。
本作も脈々と続いてきた伝統に新しく生まれてくる技術や感性を合わせて
次世代に伝承していきたいといった思いの込められたお品です。
絹100%(金属糸風除く)
長さ約4.35m (お仕立て上がり時)
西陣織工業組合 証紙No.8 泰生織物
おすすめの帯芯:夏綿芯(白)
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物など