【 仕入れ担当 渡辺より 】
東京友禅作家【 加納知之 】氏による、
上質な生地に、伸びやかに花のお柄を染描いた
特選九寸名古屋帯のご紹介です。
個性的なデザインで『自分だけ!』の
コーディネートを完成させるアイテムとしては
これほど優秀で使い勝手のよいお品はございません。
付下や色無地、小紋、織のお着物などにあわせて、
印象的な帯姿をお楽しみいただける事でしょう。
【 お色柄 】
シボ感豊かな三越縮緬地を、奥深い憲法黒(けんぽうぐろ:
ごくわずかに茶味をおびた黒系のお色)に染め上げ、
楚々と咲く水仙の花を程よく金彩を用いながら
染描き出しました。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
*****************************************
加納知之について
*****************************************
東京友禅師
松屋専属作家
1958年 岡山生まれ
18歳で上京し、染色の世界に入る。
24歳で「全国新人展」に初出品し入選。
茶人・華人向けの誂えを中心に創作活動を行
い、皇室の着物の制作、横綱・白鵬をはじめ、
化粧まわしのデザインなどの制作も精力的に
行っている。
*****************************************
東京友禅について
*****************************************
東京で製作される友禅染。
徳川家康が江戸幕府を開設した際、大名の
お抱えの染め師や絵師などが京から移り住み、
各種技術・技法が伝承され発展したとされる。
京都の京友禅、金沢の加賀友禅と並んで
三大友禅の一つ。
江戸友禅とも呼ばれ、江戸時代の町人文化の粋や
侘びの影響が色濃く影響しており、雅な模様を
華やかな色づかいで表現する京友禅に比べて、
藍、茶、白などの渋くあっさりとした色彩が特徴。
制作工程は京友禅のように分業化されておらず、
1人の友禅師が構図、下絵、糸目置き、色挿しを行う。
絹100%
長さ約3.64m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※水仙の開花時期にあわせるならば1月下旬から2月下旬頃が適かと存じ上げます
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。