西陣の技術と組みの伝統…
ざっくりと織り上げられた地風。
西陣織元により創作された、組み八寸名古屋帯をご紹介いたします!
約6000本にも及ぶ細い正絹糸を、100kg以上もの錘を使い、
縦と斜め二方向の、計三方向に複雑に織り上げたお品。
(その生地を「三軸組織」と呼ぶそうです。)
日本に四台しかない円形の組台にて組み上げるため
360度全ての方向に均等に張力がかかり、結び心地良く、
緩まずシワになりにくいという、帯地として最適な特性に仕上がります。
今回のお品はゴールデンタイシルクの糸を使用した素材からこだわったお品。
ゴールデンタイシルクは、タイ国古来からの蚕品種である野蚕から採れる絹糸。
化学染料を用いない鮮やかな天然色の黄金糸でございます。
この蚕が作り出す繭から、人々を魅了する輝く黄金色の絹糸が生み出されるのです。
濃淡が浮き沈みする紫と中紅色、オフホワイト色で織り上げた帯地は、
織り地の表現で、菱模様が浮かび上がって。
巧みに複雑な組織で織り上げた存在感ある組み織りで、後姿を彩ります。
色糸が綾なすなんとも言えない、そのさりげない雰囲気は、
現代のシンプル好みのお着物姿にも是非合わせていただきたいもの。
世代を問わず、幅広い用途に美しいコーディネートを、
お楽しみいただけることと存じます。
伝統の技が綾なす現代の美…
その感性を、お手元にてご愛用くださいませ!
どうぞこの機会をお見逃しのないようお願いいたします。
絹100%
長さ約3.6~3.9m(お仕立て上がり時)
京都西陣 綵巧謹製
◇全通柄
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物