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『HOSOO LOUNGE』のスイーツで、ラグジュアリーなひとときを 「京都できもの、きもので京都」vol.5

『HOSOO LOUNGE』のスイーツで、ラグジュアリーなひとときを 「京都できもの、きもので京都」vol.5

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町の中心部に位置しているのに喧騒からは逃れられ、モダンな空間でいただくスペシャルなスイーツはこの上もなく優雅で、きものにもマッチします。

2023.09.28

よみもの

初めての訪問着を誂えに『工芸キモノ野口』へ 「京都できもの、きもので京都」vol.4

よみもの

山崎陽子さんのコラム「つむぎみち」(全13回)はこちら!

きものでの旅が快適な秋がやってきました!

きものでの街歩きが心地よい季節になりました。

10月の京都は、さまざまな展示会、展覧会、寺院の秋季特別公開など行きたい場所が多く、きもので訪れることも多い月です。

「京都できもの、きもので京都」

朝はぶらぶら歩いて『イノダコーヒ』で朝食をとり、その後あちこちを訪ね、夜は知り合いとご飯を食べるのがだいたいのパターン。

そして、用事を済ませた午後、ひと息入れるのにぴったりなのが『HOSOO LOUNGE』です。

『HOSOO LOUNGE』

『HOSOO LOUNGE』

町の中心部に位置しているのに喧騒からは逃れられ、モダンな空間でいただくスペシャルなスイーツはこの上もなく優雅で、きものにもマッチします。

秋のマカロン、シャンパーニュとのペアリングも最高

こちらのオリジナルマカロンは、平安時代に生まれた女性装束の配色美である「かさね色目」をテーマにしています。

「かさね色目」をテーマにした秋のマカロン

衣服の表地と裏地の組み合わせが「重ね色」、十二単のように衣を重ね着して表に出る色の組み合わせを示したものが「襲(かさね)の色目」。その両方を合わせて「かさね色目」と呼ぶようになったそうです。

10月、秋のマカロン3種が登場しました。

秋のマカロン3種

秋のマカロン3種。左「初紅葉」中央「青紅葉」右「紅葉」

「初紅葉」は表が萌木、裏が薄萌木のかさね色。
裏がうっすらと黄色くなり始めたばかりの初々しい色づきを表現。すだちのクリームが爽やかで、秋の始まりにぴったりです。

「青紅葉」は表が萌木、裏が黄のかさね色。
秋の深まりとともに、葉が黄色味を帯びたり、青みを増したりしながら、やがての紅葉に備える風景。和栗を贅沢に使った香ばしい風味が絶品。

「紅葉」は表が紅、裏が濃蘇芳のかさね色。
朝晩の冷え込みにぐっと色づいた紅葉。「揉み出づる」を語源とした紅に染まる葉の美しさを映して。さつまいもの自然な甘みに笑みが溢れます。

「初紅葉」は表が萌木、裏が薄萌木のかさね色。

私は「初紅葉」にシャンパーニュをペアリングしたセットをいただきました。

なんと幸せな味わいでしょう!京都の旅にこのひとときがあると思うだけで、気持ちが上がります。

自然な甘みに笑みが溢れます。

自然な甘みに笑みが溢れます

なんと幸せな味わいでしょう!

和モダンな空間はきもので訪れるのにぴったり

西陣の名門『細尾」が手がけた旗艦店、日本の染織の新たな魅力に気づく

ここ『HOSOO FLAGSHIP STORE』は、西陣織の名門「細尾」が手がける旗艦店。

細尾は大徳寺御用達の織元として1688年創業。また、100年前から問屋業も始めました。その両方の強みを生かし、日本の染織の美を現代に、世界に伝えるため2019年にオープン。

2Fの「GALLERY」

2Fの「GALLERY」では、12代目の細尾真孝氏のディレクションのもと、アートやデザイン、工芸…、多角的な視点から染織を捉えた企画展を不定期開催。

オリジナルのホームコレクション

1Fには、テキスタイルの美しさを最大限に生かしたオリジナルのホームコレクションが並ぶストアが。その奥に「LOUNGE」があります。

日本的、伝統的な染織の、新たな魅力に気づかされる場に違いありません。

伝統的な染織の、新たな魅力に気づかされる場

私の旅じたく

私の旅をサポートしてくれるのが「グローブトロッター」のトランクです。

1泊2日ならアイボリーのサファリ・スモールキャリー(30L)、2泊以上ならブラックのセンテナリー・キャリーオン(34L)で。

「グローブトロッター」のトランク

1泊2日には、サファリ・スモールキャリー(30L)のアイボリー

「グローブトロッター」のトランク

2泊以上なら、センテナリー・キャリーオン(34L)のブラック

1泊なら、着物1枚・帯2本
2泊以上なら、着物2枚・帯2本

で出かけます。

携帯たとう紙に着物と帯、帯揚げ、帯締めを重ねてきっちり留め(1泊なら着物はなし)、あとは下着や足袋、紐とクリップ、草履とお出かけバッグ、裁縫セットと化粧品ぐらいです。

トランクは小さめ

着物や帯は四角く畳めてパッキングしやすいけれど、やはり重い。

私の基準は、荷物を持って駅の階段をさくさく上がれるかどうか?なので、トランクは小さめ。国内旅行なら、宅急便も気軽に送れますし、そこに入るだけのもので済ませます。

今日の着こなし

帯は築城則子さんの小倉織で「幻月」

茶の着物は知人からのお下がりで、洗い張りして染め直した紬。わずかに残る、もとの色や絣がいいニュアンスを出しています。

帯は築城則子さんの小倉織で「幻月」。故郷の織り、そして築城さんは中高大学の先輩。ですからこの帯には特別な思いがあります。木綿ですが、江戸小紋にも合う深みのある帯です

帯締めは『道明』の笹浪組で「真弓」

帯締めは『道明』の唐組で「真弓」。紅葉し始めた遠山を思いながら選びました。

バッグは「マルベリー」のもの

バッグは「マルベリー」のもの。

海外できものを着たのは、ロンドンへの旅が最初。そのときに「あ、これならきものにも合いそう」と購入したのがこのバッグでした。

撮影/弥武江利子

2023.06.24

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