商品番号:1562226
(税込)
【仕入担当 竹中より】
富貴なる織の存在感!
古典の典雅、祈りを込めて…
≪山口弘躬≫より、上品な趣味性が魅力的な特選袋帯をご紹介いたします。
山口家に受け継がれる魂と技に、
新たな現代性を加えた山口弘躬氏の創作特選品でございます。
ご存知、山口伊太郎・安次郎・成三郎、織りの巨匠三兄弟。
成三郎氏の次男にあたられるのが、織匠やまぐち・山口弘躬氏でございます。
弟である山口正夫氏とともに本も出版されておられますから、
きっとそちらでご存知の方も多いことと思います。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
締め跡もごくわずかなおおむね美品です
【お色柄】
軽い手触りにほんのりとシャリ感を持つ、
締めやすさを考えてつくられた
落ち着いた印象の薄墨のの地。
お品には「松皮地小桜錦文」と名づけられました。
箔糸が松皮菱に織綾なされ、きりりとした雰囲気をただよわせます。
ふっくらとした唐織に鈍い金彩を交えながら、
おだやかな小桜が気品満ち溢れる仕上がりです。
裏地には折鶴が連なった、趣きある印象です。
唐織の豊かな織りあがり…
伝統の意匠に弘躬氏らしさを感じさせる逸品でございます。
京の名門として知られる織りどころですので、
品質に関してもまず間違いがございません。
訪問着、色無地、付下げ、格のある小紋などとのコーディネートで、
セミフォーマルな装いに品格あふれる後姿を演出していただけます。
富貴な唐織の表情は、まさに名門ならではの仕事ぶり、と納得の一品です。
永くご愛用いただけるお品ですので、
上質の一条をお探しの方に、是非お持ちいただきたく存じます。
この機会をお見逃しのないよう、お願いいたします。
【 御唐織司・山口弘躬 略歴 】
昭和21年 西陣にて織屋を営む父・成三郎の次男として生まれる
昭和39年 西陣の糸染工場・小河染匠で化学染を修行する
昭和45年 村上光男氏に草木染を学ぶ
昭和48年 父とともに昭和能装束百選を完成する
昭和50年 外山正氏に徳島藍染を学ぶ
昭和62年 昭和天皇、父・成三郎の病気全快を祈願し唐織袋帯「千色千羽鶴」着手
平成元年 「織匠やまぐち株式会社」設立
平成4年 約五年の歳月を費やして「千色千羽鶴」完成
平成6年 名古屋三越美術部において、第一回「天衣鳳暦展」開催
平成7年 新潟三越美術部において、第二回「天衣鳳暦展」開催
京都国際ホテルにて、衣装演出家・前田親男氏と「一衣一帯二人展」開催
平成8年 伊勢神宮御鎮座二千年を記念して、几帳二張「天恵日輪豊穣文」
「天恵月煌豊穣文」・唐織・卓布五種と共に、内宮神楽殿に奉納
平成9年 名古屋三越美術部において、第三回「天衣鳳暦展」開催
平成10年 新潟三越美術部において、第四回「天衣鳳暦展」開催
平成13年 出願中の商標登録「百錦」が認証決定され正式に誕生
平成17年 『KARAORI~唐織はレリーフの絵画である~』を弟・正夫と共に出版 (文芸社)
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ4.4m(お仕立て上がり時)
山口弘躬謹製
お太鼓柄 花菱(全通)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。