商品番号:1560162
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
西陣の名門で「ええ帯」といえば…の
【 北尾織物匠 】の唐織にて古典柄が
どっしりと織りだされた特選袋帯のご紹介です。
金糸をふんだんに用い、流行り廃りない
フォーマルにぴったりのお柄を織り上げたお品で、
お振袖から色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地などの
お着物とのコーディネートで華やかな帯姿を
お楽しみ頂ける事でしょう。
また、残念ながら、北尾織物匠は2016年に
機をたたまれましたので新しい織り上げはございません。
お探しの方は是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
しっかりと密に打ち込まれたコシのある地風の
黄丹(おうに:紅花とクチナシを重ねて染めた
鮮やかな赤みの橙色)の錦地に、金糸の濃淡と
薄香、薄萌黄などの絵緯糸使いで、正倉院の
花鳥紋に有職紋を込めた檜扇が大胆に織りあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
裏地に着用シワ、表地たたみジワがございますが、
表に出る箇所は概ね美品でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※織り込みを確認するため、タレ先の内側のお仕立てが
一部ほどかれております。お届け前に口閉じを
させていただきますので、お届けまで1週間前後頂戴いたします。
(GWや年末年始などの長期の土日祝の場合は、
お届けに2週間程度お時間がかかる場合がございます)
【 北尾織物匠について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.7
1947年(昭和22年)創業
2016年廃業
一流どころにしか作品を譲らないことで
知られていた西陣の名門機屋。
「錦繍」など高級袋帯を展開していたことで有名。
技術力の高さから、製織品は「北尾の帯」として
広く知られている。西陣織工業組合に設立から在籍、
西陣織の業界発展の一翼も担っていた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 成人式、ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、初釜 など
◆あわせる着物 振袖、色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。