商品番号:1559750
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
西陣の織染クリエイターとして知られる名門、じゅらくより、
珍しい紬地袋帯のご紹介です!
柿渋染で生み出された味わい深い表情…
カジュアルな装いにぜひご検討くださいませ!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
ほっこりしなやかな風合いで織り上げられた帯地。
ふつふつと節糸が顔を覗かせて、ナチュラルな魅力を放ちます。
青柿より抽出される防虫・防腐効果の高い柿渋で染めあげられた
自然色の柿渋染を用いて自然味感じるベージュを基調に織りなしました。
お太鼓には一部金糸も配し、モダンな市松模様をあらわしました。
柿渋によって生み出された味わい深い面持ちに仕上がっております。
こんな一品をお探しの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
緯糸の節が生み出すざっくりとした風合いと、柿渋ならではの落ち着きが調和し、
紬や木綿、小紋などに合わせれば一層粋な着姿に。
普段使いから観劇や美術鑑賞といったお出かけまで、
和装の装いを格上げしてくれる一本です。
自然染料ならではの素朴な色合いは、世代を問わず長くご愛用いただけ、
使うほどに深まる色艶をお楽しみいただけます。
お目にとまりましたらどうぞお見逃しなく。
【 じゅらくについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.329
※(現・川島織物セルコン 身装・美術工芸営業本部
じゅらく営業部)
豊臣秀吉ゆかりの聚楽第にちなんだ
五三の桐をモチーフに繭玉に見立てたロゴを使用。
じゅらくは帝王紫や黄金繭など素材や染料を開発し、
着物の概念を破る斬新な帯を作り続けてきた
西陣のトップメーカー。
御所人形(別名:伊豆蔵人形)を商いとしていた
伊豆蔵屋を祖とした伊豆蔵福治郎が、1930年(昭和5)に
はじめた織物業『伊豆蔵福機業店』に端を発する。
1964年に「じゅらく」に名を改めた。
現在、川島織物セルコンの子会社として運営しており、
完全受注正産制を取っている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お出掛け、カジュアルパーティー、ご趣味の集まりなど
◆あわせる着物 織りの訪問着、小紋、御召、紬など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。