商品番号:1558592
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
沖縄本島南部、
豊かな自然と伝統の息づく南風原の地で織り継がれる南風原花織。
その歴史は琉球王朝時代にまで遡り、
緯糸に色糸を浮かせて織り出す花織は緻密で華やかな文様が魅力でありながら、
素朴な紬地の風合いと調和し、日常にも特別な日にも映える装いを叶えます。
熟練の職人が手仕事で仕上げた一条は、
沖縄の光や風、大地の色までも宿すような温かみを感じさせます。
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
素材感豊かな紬地は温もりある黄土色を基調に織りなして。
お太鼓にはくすみのある水色の横段が配され、
ふっくらとした手花花織にトゥイグワーを込めてあしらわれました。
シンプルながら、奥行きある表情が大変魅力的に感じられます。
南国の織物らしい独特の表情はそのままに…
民芸的でありつつも、現代の街並みにしっくりとなじむ、
洗練されたハイセンスな一品となりました。
太陽と海と大地に育まれた、琉球の感性。
あたたかな心によって織り上げられた、手仕事のぬくもりある作品です。
どうぞその奥行きを、穏やかな帯姿に、末永くご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.65m
お太鼓柄
※裏地付き開き仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。