商品番号:1556870
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
王家の夏衣…
極上の涼感を、お届けさせていただきます。
爽やかなお色目の夏の花織着尺をご紹介致します。
一見、本当にシンプルに見えます。
ですが、少し織りの世界に詳しい方でしたら…
そのさりげなさの中に、複雑な花綜絖と杼を通す難しさ、
織り手の誠実さや根気強さをすぐに感じ取っていただけることでしょう。
花絽織のお品は今までもご紹介がございましたが、
薄物としておられた花織のお品は滅多とご紹介がございません。
なんと驚くほどのお値段でのご紹介が叶いました。
今回は名門染匠【秀美】さんの九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
セットで大変お値打ちにご紹介させていただきますので
どうぞお見逃しございませんようにお願いいたします。
【 色・柄 】
[着物]
手にしていただければ、思わずため息こぼれる細やかな織り美に、
そのすばらしさをひと目でおわかりいただけましょう。
織り手の技と、独特の尊さ、気高さ、美しさ。
まずはじっくりとご覧いただきたく思います。
地色は鮮やかな桃色を基調として。
そこへ、実に繊細な表情で花織があらわされて…
透明感ある着姿を演出する、さりげなくも美しいひと品に仕上がりました。
通り抜けるそよ風の存在までもが感じられそうに思われます。
[帯]
しっとり、まるで水を含んでいるかのように滑らかな手触り。
上質な五泉の駒絽地を、
深い黒色に染め上げて。
意匠には金魚の模様を描き出しました。
厳選された素材、伝統に重んじる染め技法、そして卓抜されたデザイン性。
その素晴らしい創作力は、きっとひと目でおわかりいただけることでしょう。
【 十日町 秀美(しゅうび)について 】
着物専門誌にも掲載される十日町友禅の創作元。
写実的な花意匠の表現をもっとも得意とし、
四季にあわせた色とりどり、多種多様な花を
染描いた四季の花のシリーズは人気が高い。
節句や季節の行事にあわせた、ユニークなデザインの
帯やお着物も力を入れて創作されており、お着物ファンに
誂える楽しみを十日町より発信している。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
[着物]
絹100%
長さ約12.5m 内巾37.5cm(裄丈約71cmまで)
手織工房おおしろのオリジナルの証紙がついております。
[帯]
絹100%
長さ約3.6~7m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 5月下旬~10月上旬の盛夏・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、食事会、街着、趣味のお集まりなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)