商品番号:1556658
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
絽目の間からそっと風が通り抜けるような、
夏ならではの涼感をたたえた一条。
名門、都(みやこ)より、
手織りの櫛織技法で丁寧に織り上げられた特選の絽八寸名古屋帯のご紹介です。
その存在感は、絽の軽やかさのなかにあってなお、
深い美意識と緻密な技巧に裏打ちされたもの。
涼を誘い、まなざしを惹きつける意匠美が息づいています。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
今回ご紹介のお品は、
贅沢にも絽綴れを地に用い、櫛織にて意匠が丁寧に
手織りにて織り上げられた逸品です。
さらり…独特のハリを感じさせる濃紺色の絽地。
お柄には華やかでどこか異国情緒を感じさせる花唐草が織りなされました。
花や蔓、葉のひとつひとつが丁寧に織り出され、
涼やかさの中に華やぎを添えています。
紬や絽の小紋、夏お召などに合わせれば、洗練された和の涼感が際立ちます。
手仕事の温もりと知性を感じさせる一本は、装いの主役にもなり得る存在。
特別な日のひと品として、夏の思い出を優雅に彩ってくれることでしょう。
【 西陣 都(みやこ)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.385 都(みやこ)謹製
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物