商品番号:1554244
【仕入担当 竹中より】
きもの市場でも本当に通好みのお着物。
織りものファンの方でしたら、一度は手にしたく
思われるのではないでしょうか…
とりわけ、登録商標「白たかお召」の小松織物工房のお品は希少、
五代目当主・小松紀夫氏の落款の入った逸品となっております。
(現在流通しているのは六代目 小松寛幸氏のものが主流です)
本品はいちどお客様の元にわたり
未仕立てで保管されていたものを
仕入させて頂いた二次流通品です
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ!
【お色柄】
質感はやわらかく、軽やか…
画面ではお伝えする事は適いませんが、触れていただけば
御召の質感を存分に感じ取っていただける事でしょう…
山形県の内陸部南部に位置し、古くから養蚕が盛んな置賜地方。
その昔、財政難であった藩を立て直すために、
九代目米沢藩主・上杉鷹山が
織物を特産品として奨励した結果、
織物がさかんになり、優れた織の技術が
生み出されました。
その優れた技術によって、今も着物好きの方に親しまれております、
紅花染めに代表される米沢紬、
経緯併用絣の長井紬、板締め絣の
白鷹紬など、総称として『置賜紬』と
呼ばれる紬織物が創作されております。
今回ご紹介いたしますのは、そんな置賜紬の中でも、
本当に数の少ない白鷹御召。
脈々と受け継がれた古法を守り、
その工程のほとんどを手作業で行う白鷹御召は
1反の仕上がりまで長い期間を要し
織元も現在2件のみという限りなく厳しい
生産体制のため、年間でも100反に満たない
数しか織り上げがございません。
暮らしの中から生まれた、『白鷹紬』のこころを大切に…
白鷹御召はその工程のほとんどを手作業で行い、
現在ではもっとも古法を守っている御召でございます。
やわらかな白グレーに織あらわされた
濃藍の板締め絣による百山亀甲の美
おでかけ、お買い物、お食事、観劇、お稽古など、
幅広くお召しいただきやすいシンプルな仕上がりですので、
ご年齢も問わず、お好みのお色柄を
長くお楽しみいただける一枚です。
また、洋装が多い方でも違和感なく
御召頂けるのではないでしょうか。
現代の都会的な和姿のアイテムに。
お手元でご愛用頂けましたら幸いでございます!
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
絹:100%
長さ:12.8m 内巾:37.8cm 外巾39㎝(裄 75cmくらいまででます)
小松紀夫氏オリジナルのラベルが付いております。
◆最適な着用時期 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆合わせる帯 カジュアル袋帯、九寸名古屋、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※こちらの商品は、雨などの水分に対して特ににデリケートな生地ですので、
お仕立ての際には、撥水加工されることをお薦め致します。